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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】呪術により腕を切断されたアフリカン・アルビノの子供たち、米国で新たな義手を装着

7歳のバラカ君は新しい義手を使い、早速プラスチックのブロックを積み立てて遊んだり、キャンディーを掴んで舐めたりしていたという。一方で14歳のムゥイングル君は「タンザニアに戻ったら(新しい義手で)何をしたい?」という質問に「洗濯をしたい」と答えたそうだ。

そんな子供たちは現在、安全とされるタンザニアの寄宿学校で暮らしている。しかし「彼らが公の場に姿を見せることはほとんどない」と今回、病院に同行した慈善団体「Unser the Same Sun」の福祉スタッフであるエスター・ルウェラさんは語る。

「アルビノの子供たちが人前に出たがらないのは、自身を危険にさらすことになるからです。呪術師たちは『アルビノの体の一部を持って来れば成功する』と人々にアルビノを襲わせるのです。たとえ教育を受けた人であっても、『成功をもたらすのなら』と迷信を信じる人がいるのが現状です。」

特に田舎ではアルビノの子供たちが襲われる確率が高く、国連の報告書では2000年~2015年の間で、少なくとも75人のアルビノの子供たちが命を奪われたという。

画像は『REUTERS 2017年5月30日付「Attacked for body parts, Tanzanian albino children get new limbs in U.S.」(REUTERS/Carlo Allegri)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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