エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】Official髭男dismは3人が“犬派” 新曲『犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!』に込めた思いとは?

バンド“髭男(ひげだん)”ことOfficial髭男dismから藤原聡(ボーカル・ピアノ)と松浦匡希(ドラム)の2人が5月30日放送のFMラジオ番組『坂本美雨のディアフレンズ』(TOKYO FM)に初出演した。坂本美雨の耳にもアーティスト仲間から「ひげだんがバズるぞ!」といった声が耳に入ってくるという。この日はそんな彼らがスタジオで生演奏を披露して「疾走感が凄い!」と坂本を唸らせた。

島根大学出身の藤原聡が大学の先輩である楢崎誠(ベース)と後輩の松浦匡希、そして近くの大学に通う「ギター少年」だった小笹大輔に声をかけて集めたのがバンドの始まりだった。当初はそれほど交流があったわけではない4人が、バンド活動をするため一軒家で一緒に暮らし今では「家族のように」仲が良い。ただ、それぞれに生活スタイルがあるので料理は別々に作り襖を隔てて居住空間は分けている。

ベースの楢崎だけは2畳半ほどの物置に布団を敷いて暮らしている。彼はプライベート空間を確保するために自ら“物置”を選んだという。ゲストを招待した時に料理を作って振舞うのも彼の役目で、先輩だけに全体を見る立場にあるようだ。共同生活をしていてケンカをすることはほとんどなく「ゴミを捨てとこうね」「バスタオルはちゃんとしまおうね」などの小言はあるがそれも2か月に1回程度だと聞き、坂本が「夫婦より少ない」と感心していた。

4月19日にリリースした3rdミニアルバム『レポート』に収録されている新曲『犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!』は「猫好きの彼女と犬好きの彼氏」を歌った作品だ。楽曲を流して、猫好きで知られる坂本美雨が「はい! キャット派です!」とアピールしたところ“髭男”メンバーのうち3人が「犬派」だという。藤原、松浦、楢崎が「犬派」でギターの小笹だけが「キャット派」なのだ。3対1では確かに「喧嘩」になりそうだが、実は歌詞を書いた藤原の思いは別のところに会った。

大学時代の友人同士が結婚して藤原も結婚式に招待された。披露宴で新郎新婦が登場する際に“髭男”の楽曲を流してくれたことに感激した彼は「このような幸せな時に流してもらえるような曲をもっと書けたら」との思いを強くする。そうやって完成した『犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!』は「犬派と猫派」をたとえに「お互いのちょっとした違いを受け入れつつ、幸せに暮らして欲しいとの願いを込めた」という。

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