御年90歳の英エリザベス女王は、リッチで豊かな老後を満喫する身である。それでも節約に励み、宮殿内では使っていない部屋の電気がついているのを見つけては「駄目、駄目」と消して回るとのこと。また自室でも光熱費を気にし、費用のかからない電気ストーブ1台のみで冬を乗り越えるという。さらに食事にレモンなどの飾りが添えられるとキッチンへ持っていき「これ、また別の機会に再利用できるでしょう」とわざわざシェフに届けるというのだが、こだわる部分にはシッカリとお金をかけているようだ。
公務の関係上、椅子に座ってばかりとはいかないエリザベス女王。時には施設などの視察で歩く、また海外からのお客様に挨拶して回ることもあるため足が痛くならない靴にこだわりがあるようだ。
そのためエリザベス女王は、靴を新たに購入するたびに“あること”をするスタッフを雇っているのだそう。『The Evening Standard』によると、そのスタッフは女王が新品の靴を買うたびにまずは手にとり、靴をせっせと柔らかくして、その後ようやく女王が履くというのだ。
またエリザベス女王の元シェフによると、女王はチョコレートビスケットケーキなるデザートに目が無いそうだ。そこで「移動する際にもケーキを持っていきたい」と思うようになった女王は“ケーキ用シェフ”を用意。ウィンザー城に行く時には同シェフが一緒に電車に乗って女王の後部座席で控え、ケーキを持って待機するのだという。
「そうなんです。それから毎日一切れずつケーキを召し上がるんです。最後の一切れになるまでね。それもお出しせねばなりません。女王はケーキを全部食べきるのがお好きなのです。」