カナダのアルバータ州に本部を置く航空会社「ウエストジェット航空」が、預かった犬を別のフライトに乗せてしまうという失態をおかしてしまった。カナダ『CBC News』や『thestar.com』が伝えている。
ラブラドゥードル犬の“クーパー”は4月19日の午後、予期せぬ冒険を強いられる羽目になった。ノバスコシア州ハリファックスに住む飼い主のテリー・ピットマンさんとルームメイトのチェルシー・サイモンさんはジャマイカでの結婚式を控えていたことから、留守の間はテリーさんのいとこが住むニューファンドランド島のディアレイクにクーパーを預けるため、クーパーをハリファックス空港へ連れて行った。
空港職員がきちんと手続きをしてくれると安心して任せて帰って来たテリーさんだったが、その日の夜遅くにウエストジェット航空から連絡があり「クーパーを間違った便に乗せてしまった」という連絡を受けた。
クーパーはオンタリオ州ハミルトン行きの便に乗せられたことが分かったが、テリーさんとチェルシーさんはクーパーのことが気になって仕方なかった。手違いを真摯に詫びる航空会社であったが、実は別の便にクーパーを乗せただけではなく空港で見失ってしまったのだ。
クーパーがハミルトン空港に到着した後、空港職員がトイレに連れて行こうとした時にクーパーは首輪をすり抜けて逃げてしまったという。行方不明となったクーパーを捜すために、テリーさんとチェルシーさんは悪天候の中、20日にハミルトン行きの飛行機に乗り込んだ。