人間生きていれば過ちを犯すこともあるが、この女性の過ちは許し難いものではないだろうか。昨年3月、米ワシントン州エバレットで生まれたばかりの乳児が母親によりゴミ圧縮機に遺棄された。このほどその母親に裁判所が判決を下したのだが…。
昨年3月26日、サマンサ・ヒューストン(18歳)は自宅でシャワーを浴びていたところ急に産気付き男児を出産した。しかし突然の出来事にパニックになったヒューストンは生まれて間もない男児をタオルで包み外に出て、ゴミ圧縮機の中に投げ入れ遺棄するという冷酷極まりない行為に出た。
赤ちゃんの泣き声を聞きつけたアパートの住人パウラ・アンドリューズさんはアパートの敷地内にあるゴミ圧縮機に近付き、声はその中から発せられていると知ると慌てて圧縮機の中のゴミを引っ張り出した。乳児は圧縮機の底におり、すんでのところでゴミと一緒に押し潰されてしまうところを救出された。
ヒューストンはというと、我が子を遺棄した後に学校へ向かっている。しかし罪の深さからか犯罪を隠そうとする気持ちからかは定かではないが、自分がしたことについては友人らには一切話さなかった。後に乳児遺棄容疑で逮捕されたヒューストンの裁判が4月17日に行われ、6か月の実刑判決を受けると「自分のしたことを取り消すことができたら」と涙を流している姿が『Kiro 7』など複数の米メディアで伝えられた。