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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】デブ・ブス・オバサンは国内線へ? CA400名が激怒(露)

東ヨーロッパ最大規模のエアラインである「アエロフロート・ロシア航空(本拠地:モスクワ)」。国際線CAのうち、約400名がなぜか国内線の乗務ばかりを命じられるようになったとのこと。クルーの制服を新しくするための身体測定が行われたあたりからの変化だといい、社則には美醜に関する規定など一切記されていないなか、降格となったのはいわゆる“デブ・ブス・オバサン”だそうだ。

また飛行機の預け入れ荷物に重量制限が設けられているように、軽い機体を燃費良く飛ばすことはエアラインの願うところ。それもわかった上で“ナタリア”さんと名乗る42歳のCAは「牛を測定するかのような雰囲気の中で体重計に乗るのはとても屈辱的です。でも国際線の乗務はお金をたくさんもらえるし、そこで頑張るためにも体重を減らす努力をしなくては…。とはいえ加齢には勝てないわ。私のようなオバサンCAは米国線やドミニカ線にはもう乗務させてもらえないと思う」と不満そうだ。

また「若くて美人なCAは国際線を、そして40歳過ぎたとか、ふっくらサイズのCAは国内線を担当だなんて不当です。国際線を経験して再び国内線に戻る、これはとても退屈なこと。仲間とともにプーチン大統領に直訴の手紙を書きました」と怒りをあらわにしているのは、計15年の乗務経験のうちアエロフロートで7年を過ごしたイェフゲニア・マグリナさん。同僚の中には検察局に相談する者、会社を訴える準備に入った者もいるそうだ。

ハブ空港としているシェレメーチエヴォ国際空港・労働組合連合会のイゴール・デルデューゾフ会長は、「CAの待遇において年齢や性別での差別の問題はたびたび生じていますが、多くの乗務員は小さな子供がいたり住宅ローンを抱えたりしているために解雇を一番に恐れ、裁判などは滅多に起きないのですが…」と今後の雲行きを心配しているようだ。

表向きに示される採用条件はともあれ、美しい顔立ちやプロポーションに重点を置いていることは間違いないというエアラインがアジアには複数ある。特にベトナム・ハノイが本拠地の「ベトジェットエア(VietJet Air)」は若くてピチピチ、キュートなCAたちがビキニ姿でサービスすることもあり、それで人気を博しているくらいだ。この騒動には米国議会が出資するメディア『Radio Free Europe / Radio Liberty』も取材に乗り出したが、アエロフロートの広報担当者は一切のコメントを拒否しているという。

出典:http://www.rferl.org
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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