逮捕状が発布されたのは、ペンシルベニア州ルザーン郡のピザ・レストラン「Luigi’s Pizza」マウンテン・トップ店に1年にわたり週末のみ勤務していたフアン・バミューダス・プリエト（42）。1月21日から土曜日になると女子トイレの様子を天井の穴から撮影していた。

郡警察の発表をもとに州メディアの『pennlive.com』が伝えたところによれば、被害にあったのは幼女をはじめ未成年者を含む40名ほど。そのうちのひとりが天井を見上げたところ偶然にも人の手らしきものを発見し、通報がなされた。天井に潜んでいたプリエトは窓から飛び降り、そのまま逃走。車は同レストランの駐車場に停めたままだった。駆け付けた警察官はプリエトが落としたとみられる携帯電話を押収したという。

盗撮、プライバシー侵害、児童ポルノ禁止法違反などプリエトの起訴にあたって罪状は22件にもおよぶであろうといい、ライト・タウンシップ警察は今、被害情報およびプリエトに関する情報提供の協力を市民に呼び掛ける一方で逃走中のプリエトの行方を追っている。

着替えやトイレに関する許し難い盗撮行為を働く者の中には、実はそれなりの権力を持った者も多い。昨年夏、シアトル・タコマ空港の上りエスカレーターで女性の後に張り付き、スカートの中を撮影して逮捕されたのは米・運輸保安局の空港セキュリティ係官であった。また最近大きく揺れているのが米・体操協会。未成年女子選手に対する盗撮、性的接触、枕営業強要があったとして複数の関係者が裁かれ、続々と投獄されている。

出典：http://standardspeaker.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）