2月3日に放送されたお昼のバラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)でプロレス団体WWEの元CEOリンダ・マクマホン氏の話題になると、ジャーナリストの有本香さんが「トランプさんを語る時にプロレスは欠かせないキーワード」だと切り出した。トランプ大統領の動きについて「今もプロレスをやっているという風に見るとわりと分かりやすい」という彼女の言葉に、MCの坂上忍は「えっ! プロレスにたとえなきゃいけないの!?」と驚きを隠せない。
有本さんが40年ほど前のドナルド・トランプ氏に会ったことがあるという日本人から聞いたところでは、当時のトランプ氏はアメリカ人にしてはシャイな人物だったという。しかし彼は、自らプロレスに出たりテレビ番組に出演して「自己変革」する努力を続けてきた。有本さんは「おそらくですが、“ヒール最強”みたいな感覚を持ったのでは」と持論を語る。
プロレスで悪役レスラーのことを「ヒール」と呼ぶ。トランプ氏は自らヒールになることで注目を集めて大統領選の勝利につなげた。「アメリカの既得権層から政治を奪い返す」「メディアも既得権層の味方だ」とアピールして自分が強いヒールとなってやりたい放題にやる。「そういう演出なんですね」と有本さんは説くのだ。
興味津々で彼女の説に耳を傾けていた坂上が「ヒールがいたら、普通は正義の味方もいるのでは?」と思い当たると、有本さんは「これって、しばらくすると少しずつキャラを変えてくるかもしれない」「ヒールから段々落ち着いた感じになるかも」とトランプ大統領の今後を読む。それには「キャラ変ですか!?」とさらに驚く坂上だった。
安倍晋三首相が昨年11月に米ニューヨークを訪れて就任前のトランプ大統領と会談した際に、1本50万円という金色のゴルフクラブをプレゼントして話題となった。今後は2月10日にトランプ大統領とワシントンで会談した後、11日にフロリダ州パームビーチでゴルフをプレーする予定だという。安倍首相はいわゆる“ゴルフ外交”を進めているようだが、“プロレス外交”も視野に入れた方が良いかもしれない。
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(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)