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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】まるでソーセージ! 自宅で唇にフィラー注入を受けた女性の悲劇(英)

顔や体にメスを入れる美容整形は、失敗すると心身ともに大きな痛みを引き起こす。英グレーター・マンチェスターのウィガンに住む女性も両唇がソーセージのように腫れあがり、ストレスを引き起こすほどになってしまった。

レオナ・オマリーさん(24歳)はこれまでに4回ほどフィラー注入経験をしているが、昨年のクリスマス前にFacebookの広告で「1mlが180ポンド(約25,000円)」という安い施術を行う自宅訪問の美容師を見つけて予約した。

そして施術後、レオナさんは激しい痛みに襲われたという。「3時間後には顔がひきつって、目も口もすごく腫れあがったの。話すことも飲み物を口にすることもできなかったわ」と当時の状況に怒りを露わにしている。

レオナさんによると、訪問した美容師は衛生管理がかなり低かったという。「施術用の手袋もせずに、無菌ケースじゃない普通のナイロン袋に針を入れていたの。それに消毒用のウエットティッシュじゃなくて、赤ちゃんに使う普通のウエットティッシュを使ったのよ」と言い、同意書の内容についてきちんとした説明もなかったそうだ。

過去にクリニックで受けた施術とは全く異なり注入後にすぐ痛みを感じたレオナさんに、その美容師は「これが普通ですよ」と言い去って行ったという。しかし痛みは癒えることがなくひどくなり、レオナさんは救急車を呼ぶ羽目になってしまった。

地元のロイヤル・アルバート・エドワード病院に搬送されたレオナさんは6時間も病院で手当てを受けなければならず、10日間のステロイド治療を必要とした。その間も自分の顔を鏡で見ることができず「私の唇はどうなってしまうのか」という恐怖に怯え毛布に包まり震えていたという。レオナさん曰く、“まるで生のソーセージのように”腫れあがってしまった娘の唇を見たレオナさんの母親はショックで嘔吐したそうだ。

安価な美容整形はこうした悲劇を生みやすい。恐怖を味わったレオナさんを施術した美容師は「ちゃんと消毒もしたし衛生管理も行っていました。施術前に痛みを和らげるクリームも塗りました。施術後に唇から少し血が出たので普通のウエットティッシュを渡しただけです。それに、同意書にも目を通してもらったから彼女は署名したんです。レオナさんの言っていることは全く真実ではありません」と反論している。

ロンドン・メリルボーンの美容整形外科医であるDan Dhunna(ダン・ダンナ)さんは、「セールでバーゲン品を探す感覚でフィラー注入を求めるべきではありません。安価な施術は必ず落とし穴があります。製品の質や施術者の経験などを踏まえているからこそ、美容整形には高額な費用がかかるのです」と語っている。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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