通行人が偶然にも目にしたのは、無我夢中で妻の首を切断している男の狂気の姿であった。観光ビザで米ニューヨークにやってきた不仲のガイアナ人夫婦が、痴話げんかの末に残忍な殺人事件を繰り広げたという。
ニューヨーク市のクイーンズ区で5日未明、ラジャワンティ・バルデオさんという46歳の女性が夫により殺害された。『WABC-TV』などが伝えたところによれば、事件現場はジョン・F・ケネディ国際空港にも近いサウス・リッチモンド・ヒルの124thストリート。ラジャワンティさんは南アメリカ北東部のガイアナ国籍で夫とは別居中であった中、観光ビザでニューヨークに来ていた。逮捕されたのは同じく観光ビザでガイアナからやって来たプレム・ランパーソーという50歳の夫。ニューヨークで妻のラジャワンティさんが出会い系サイトを利用していることを知り、不快感をあらわに追ってきた可能性が高い。
近隣住民はメディアの取材に「物音は何も聞こえなかった」と話しているが、設置された監視カメラは斜め上から両者の様子を捉えていた。誰かを待っているかのように立っている妻のラジャワンティさんを待ち伏せしていたプレム。彼女の腕をつかんで無理やりフェンス脇の木陰に引きずり込むと激しく叩き、首を絞め、ナイフで体中を刺してから斬首に及んだ。
しかしその様子を通行人2名に目撃されるとプレムは現場から逃走。2名は911番通報するとプレムを追ったが見失い、懐中電灯を照らしながら再び現場へ。「むごたらしく切り刻まれた女性の姿と血の海に背筋が凍りついた」などと説明している。緊急車両が続々と現場に到着して妻は救急搬送となったが、頭部は胴体から部分的に切り離されており、間もなく死亡が確認されたという。
出典:http://abc7ny.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)