番組で横浜美術大の学生293人に「絵が上手いと思う有名人は？」と聞き取り調査した。そのTOP10を予想するクイズとして出演者に出題したところ、個展の開催や24時間テレビのTシャツをデザインするなどアート活動でも知られる嵐の大野智、『二科展』に入選した押切もえ、工藤静香、五月みどりなどの名前が挙がった。押切もえは19位だったものの、他は20位以内に入らぬ圏外となってしまう。一方で絵心のあるお笑い芸人は注目度が高いようだ。

■横浜美術大生293人に聞いた！　絵が上手いと思う有名人は？（カギカッコは選んだ理由）

1位　中川翔子「リアル系、楳図かずお系、萌え系なんでも描けるから」
2位　西野亮廣（キングコング）「今の人がデジタルで描くのをアナログで描いている」
3位　レイザーラモンHG「絵のタッチが繊細な感じで好きだから」
4位　鉄拳「お笑いも絵も上手で印象に残っている」
5位　バカリズム「コントの絵を見て上手いと思った」
6位　木梨憲武（とんねるず）「常識にとらわれず絵やデザインを描いている」
7位　はいだしょうこ
8位　片岡鶴太郎「年齢を感じさせないエネルギッシュさが絵に表れている」
9位　川島明（麒麟）「線のタッチがきれいで魅せる構図をしている」
10位　さかなクン

■11位～20位（名前が挙がった有名人のみ）

11位　土屋伸之（ナイツ）
12位　くっきー（野性爆弾）
13位　北野武
14位　山崎静代（南海キャンディーズ）
15位　蛭子能収
19位　押切もえ
20位　ジミー大西

名前が挙がりながら20位以内に入らなかったのは、大野智（嵐）、五月みどり、工藤静香、田辺誠一、中田敦彦（オリエンタルラジオ）、いつもここから、エスパー伊東、ゴルゴ松本（TIM）、中尾彬などだった。

ちなみに西野亮廣の絵が1000万円で売れた際に「自分で描いてない」「ほぼ他人が描いてる」などの声がネットで見られた。彼は13日に『キングコング西野 オフィシャルダイアリー』で“クラウドファンディング”の説明とともに作品は“超分業制”であることを再確認しており、「キンコン西野の絵が1000万円で売れた！」と報道された件について「『えんとつ町のプペル』はスタッフ全員で作った作品なので、売り上げは次回作『ぼくらは時計台で恋をする（仮）』の制作費に回します」という。

彼は絵本をタモリが認めてくれたことで本格的に絵本作家を目指した。11年前にタモリと絵本の話をした際に「ほとんどの大人は子供のことをナメてるよ」と意気投合したそうだ。今の子どもはテレビで『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』などを見ているのに、大人が勧めるのは「やけにフワフワとした、やたらとカラフルで可愛い絵本」だったりする。その良し悪しは決めつけられないが、西野は「はたして存在するかどうかも分からない“子供向け”という言葉は完全に無視して、今の僕が本気で見たい作品を、1ミリも手加減することなく作りました」と『えんとつ町のプペル』への思いを明かしている。

“超分業制”によって大人数が協力して完成した作品ではあるが、彼が10年以上追ってきた熱い思いが詰まっているのだ。今回のアンケートで彼が2位となったのもそれを感じとった美大生が多かったからではないだろうか。

出典：http://lineblog.me/nishino
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）