何をするにも好みも同じ、気も合う、好調・不調のバイオリズムも一緒。一卵性双生児の人々は目に見えない実に不思議な糸で結ばれているかのようだ。このほどスコットランドでは…。

生まれた日も一緒、それならパパになる日だって一緒がいい…!?　スコットランドでは今、28歳の一卵性双生児の男性が同じ日に父親になったとして大きな歓声があがっている。

「一卵性双生児が同じ日に親になるなんて信じられませんよね。こんなに騒いでもらえるなら、“Ladbrokes（※）”で大きな賭けを展開しておいてもらえばよかったなぁ。その確率はなんと15万分の1だそうですよ。」

そう言って笑うのは北部ノースケソックに暮らしているスティーヴン・ビセットさん、そして西に10kmほど離れたミュアー・オブ・オードに暮らすデヴィッド・ビセットさんの一卵性双生児のふたりだ。このたび揃いもそろって同じ日に赤ちゃんのパパになったのだ。去る8月15日の午前6時15分にスティーヴンさんの妻ニコラさんがケラ・マックちゃんを、そして午後8時41分にデヴィッドさんの妻キムさんがロビー・スチュワートちゃんを出産したという。

誕生日もパパになった日も一緒という偶然について、デヴィッドさんは『The Scottish Sun』紙に「予定日がそもそも3日違いだったため、『ひょっとしたらとんでもない奇跡が起きるのかも』と少しだけ期待しましたが、まさかそんな奇跡は起こり得ないと私自身がそれを否定していました」と語っている。

この双子のコンビが奇跡を起こしたのは、実は今回が初めてではないそうだ。17歳の時には同じ日に運転免許取得試験に合格し、結婚も5か月違いで愛する女性と結ばれている。また過去には母メアリーさんの誕生日に贈ったバースデーカードが同じであったり、シグネットリングを購入したところまったく同じ商品を選んで大笑いしたことがあるという。

（※）Ladbrokesは世界最大のブックメーカー。各種スポーツほか有名人の結婚、離婚、出産、大統領選挙の結果などあらゆるものを“賭け”の対象としている。

出典：http://www.thescottishsun.co.uk
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）