このほど米フロリダ州で、ある殺人事件の重要参考人とされている男が思わぬ行動に出た。事件について目撃証言をしていた男性を特定し、銃撃したのである。しかもその道中にも…。
フロリダ州ブロワード郡でこのほど、銃を手にした男が面識のない相手を、しかし強い恨みのため次々と殺すという事件が起きた。2件の殺人事件の容疑者として逮捕・起訴されたのは、ポンパノビーチのクラーク・ポールという28歳の男。その身勝手で短絡的な殺害の動機に市民の怒りは大きいもようだ。
ポールがその日、最初に発砲した相手はカルロス・ハビエル・フランシスコ・センルイスさん(25)。6日夜10時半すぎ、2010年式NISSAN車でサウスウェスト11番街を北に向かって走っていたところを撃たれ、搬送先の病院で死亡した。同乗者に怪我はない。続いての発砲はセンルイスさんへの銃撃の約35分後であった。レイモント・スモールズさんという22歳の男性が自宅の玄関先で撃たれ、やはり搬送先の病院で死亡。スモールズさんはある殺人事件について目撃証言をした人物で、ポールはその事件の重要参考人の1人とされていた。
ブロワード郡保安官事務所によれば、センルイスさん殺害についてポールは「相手の車のヘッドライトが眩しすぎた。挑発されていると思い運転手に殺意を覚えた」などと呆れるような動機を語っているという。スモールズさん殺害の動機については言わずもがなであるようだ。
出典:http://www.miamiherald.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)