女性のがんで最も多い乳がんは、日本でも14人に1人の割合で発症すると言われる。特に40代~50代はそのレッドゾーンとされているが、患者数は増加傾向にあるという。そんな乳がんを患った母をサポートするために、娘がしたある行為が素敵だと話題になっている。
このほど、米テキサス州エル・パソ市に住むベロニカ・クエンタニラさんの娘ヴィクトリア・ヴァーガスさんが、ベロニカさんの乳がん治療を終えた記念に頭を剃り、お揃いのピンクリボンのタトゥーを入れた。
ベロニカさんが最初に乳がんと宣告されたのは、3人の子供を連れて離婚後まもなくの2004年のことだった。治療後、寛解状態にあったが2015年に再発した。
3人の子供達は現在17歳、19歳、21歳に成長しており、ベロニカさんは「子供が大きくなっているから治療も楽に感じた」と『today.com』に語っている。
特にヴィクトリアさんは母のサポートに誰よりも献身的だったそうだ。最後の化学療法が終わった後、治療で髪が抜けたベロニカさんと同じように髪を剃ってお揃いの「ピンクリボン」タトゥーを彫り、自身の体にも母をしっかりとサポートする愛を刻んだ。
2人の友人であるデビー・ボウラーさんがその写真を『Facebook Love What Matters』に投稿すると、フォロワーから「母と娘の絆はやっぱり特別」「ベロニカさん、治療終了おめでとう! 素敵な娘さんね」「私もがんの母と同じタトゥーがあるわ」といったコメントが寄せられ、多くの反響を呼んでいる。
ピンクリボンは、乳がんの早期発見の推進や乳がんの正しい知識を広めることを目的とした世界規模の啓発キャンペーンのシンボルとして知られている。
出典:http://www.huffingtonpost.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)