川村カオリさんの写真・アート作品を展示する『川村カオリ作品展 “FACES”』が10月1日より開催された。ピンクリボン活動に積極的に参加していた彼女の意志を継いで、“ピンクリボン月間”にあわせて開かれている。

川村カオリさんは1988年、 17歳の時に辻仁成プロデュースによるシングル『ZOO』と同名アルバムで歌手デビューを果たした。バラエティ番組のテーマ曲にもなった『神様が降りてくる夜』（1990年）や『翼をください』（1991年）がヒットして人気となり、モデルや女優としても活躍する。

1999年2月に結婚して、2001年12月に長女が誕生。2004年に乳がんが見つかり、左乳房の切除手術と抗がん剤治療を経て翌年には芸能活動を再開する。それを機に乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進するピンクリボン運動に参加するようになった。

2008年10月1日にブログでがんの再発を発表。会見で手術が不可能なため抗がん剤治療を続けていることを明かす。その後も闘病しながら活動を続けるが、2009年7月28日に乳がんのために38歳であの世に旅立った。

2015年9月24日に更新された『川村カオリ オフィシャルブログ「川村カオリの調子はいいんだけど…。」』では『川村カオリ作品展 “FACES”』について「アーティストとして母として 強く懸命に生きた女性 川村カオリ。その豊かな感性を生かし幅広い表現をしてきた彼女の写真・アート作品」を展示すると説明があった。また、開催される10月が“ピンクリボン月間”であることに触れ、「乳がんの正しい知識と乳がん検診の早期受診の大切さを知り、検診を受けてください」と呼びかけている。

『川村カオリ作品展 “FACES”』は東京都目黒区上目黒1-18-6 NMビル1階　FRAMES 中目黒店で10月31日（土）まで開催される。詳細は『川村カオリ　オフィシャルブログ』にて（http://ameblo.jp/kawamurakaori/entry-12076615436.html）

※画像は『Lyoki Napator napator Instagram』のスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）