エンタがビタミン

writer : naomaru

【エンタがビタミン♪】川村カオリさんを偲んで。3回目の命日に“応援団長”鈴木おさむが彼女の曲をオンエアーする。

乳がんという病と闘いながらライブ活動を続けてきたロック歌手、川村カオリさんが38歳という若さで亡くなってから3年が経った。彼女の最期の1年間に共に仕事をし、“川村の応援団長”としてプライベートでも親交のあった放送作家・鈴木おさむが“アーティスト・川村カオリ”を偲んだ。 

川村カオリさんが2009年7月28日に亡くなってから3回目の命日を迎えた。彼女の最期の1年間に一緒に仕事をした放送作家・鈴木おさむが川村さんについて、自身のラジオ『鈴木おさむ 考えるラジオ』(TBSラジオ)で語った。

2009年2月3日『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』(すでに放送終了)という番組では、川村さんを密着取材したドキュメントを放送した。その番組で鈴木おさむは川村さんと共演していた。また同番組で歌を披露した川村さんだったが、それまで川村さんはテレビ出演を拒んでいた。川村さんのその当時のBLOGにも「川村カオリというアーティストはテレビに出ないという方針だった。」とあり、20年間というアーティスト人生の中で、川村さんがテレビで歌ったのは3回ほどしかなかったのだという。

久しぶりのテレビ出演に、少し“かんで”しまったという川村さん。その日の番組の打ち上げの際に、久しぶりのテレビ出演でうまく歌えず悔しかったのだろうか。ビールを一杯飲んだのだという。しかしその時期、川村さんのガンは転移しており、背骨から全身に痛みがあった。川村さんがビールを頼む姿を見て、スタッフがざわめいたと鈴木は回想した。

その後、同年4月4日に単発特番として『川村カオリのオールナイトニッポン』が放送される予定だった。しかし抗ガン剤の副作用のため川村さん本人は生出演することができず、鈴木が“川村の応援団長”として代役を務めたという経緯がある。

亡くなってから3回目の命日に、鈴木は自身のラジオ番組で、川村さんとの思い出を話し、彼女が長女へ歌った曲「Remember ~17歳の君へ~」を流した。

38歳という若さでこの世を去ることとなった、ロックミュージシャン・川村カオリ。彼女の娘は若干7歳で母親を亡くしている。川村さんは、生前「私のような反省組にだけはならぬよう検診に行った方々を尊敬します。」と、年に1度はマンモグラフィー検査に行くように訴えていたという。これを機会に、川村カオリさんを思い出すとともに、乳がん検診の定期的な受診をお勧めしたい。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)