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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】臨月と間違われること8年 子宮筋腫が特大サイズになってしまった女性(英)

英エセックス州在住のベリル・ロメインさんのお腹はまるで臨月のように大きく、「いつ出産してもおかしくない妊婦」のように見える。実はベリルさんは、子宮筋腫を患っており腹部がかなり膨らんだ状態のため、外出する先々で「予定日はいつ」と聞かれる日々を8年間も送っているというのだ。

イギリスの病院では手術することを勧められたものの、子供を欲しいと願うベリルさんにとって子宮を摘出してしまうことは辛く、なんとかして薬で治したいとイギリス国外に治療に出向いたこともあったという。

過去にはアフリカの伝統的なハーブ治療まで試みたこともあったものの効果はなく、8年間臨月のようにお腹は膨らんだまま。周囲から「あら、もうすぐ生まれるの?」と聞かれるたびに思い出すのは別れたパートナーのことだ。

当初気づいた小さなしこりが子宮筋腫だと診断されたのは、ベリルさんが恋人と結婚する矢先だった。医師から子宮摘出を勧められると、パートナーは「子供を産めるチャンスはきっとないだろう」とベリルさんに見切りを付け、別れを告げ去っていった。

その悲劇から3年間、摘出を拒否したベリルさんのお腹の中で子宮筋腫は成長を続け、2007年には彼女のお腹は臨月の妊婦のような大きさになってしまった。昨年ロンドンで再度摘出手術を勧められたベリルさんは、子宮筋腫を収縮させる働きがある「Esmya」という新薬を処方されることになった。

摘出手術をするためにはまず大きくなりすぎた筋腫を小さくする必要があり、今後1年間はこの治療法を続けなければならないという。いずれにしても子宮摘出手術は避けられず、「この1年がまたも苦痛」と漏らすベリルさん。「もし他の女性が同じ苦しみを抱えているなら私のことを知って励みに思ってほしい」と英紙『Mirror』に語った。

ベリルさんを悩ませるこの症状はアフロカリビアン系の女性に多いと言われ、他の人種の女性の2~3倍もの確率で発症するということが研究で判明している。一方で、最近の医学ではスウェーデンで子宮移植が行われ成功した事例もある。ベリルさんにはあくまでも希望を持って治療に専念してほしい。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)