ドラマ『ラヴソング』でヒロイン役の藤原さくらが劇中で歌うカバーソング『500マイル』の動画再生回数が200万回を超えた。同じく劇中歌となっているオリジナルソングに迫る勢いで、その人気ぶりに藤原自身も驚いている。

フジテレビの月9ドラマ『ラヴソング』で第1話から重要な役割を果たしてきたのがフォークソング『500マイル』である。藤原さくら演じる佐野さくらが故郷・広島で学生時代から愛聴していた楽曲で、彼女がイヤホンで聴く場面では細野晴臣、忌野清志郎、坂本冬美によるユニット・HISが日本語でカバーしたものをもとに女性シンガーソングライター・Leyonaが歌ったバージョンが流れていた。

吃音に悩むさくらは言語聴覚士でもある宍戸夏希（水野美紀）から治療法として歌を勧められる。その時に歌ったのが『500マイル』だった。その場にいた主人公の神代広平（福山雅治）が彼女の才能に気づき2人の運命が動き出す。第5話では、さくらがレコード会社からデビューする話がボツになってしまうが、まだチャンスはあると広平から言われて奮起したさくらは幼なじみ・天野空一（菅田将暉）の発案で歌っているところを撮って動画をネットにアップする。空一がチラシを配って宣伝した甲斐もありアクセス数はうなぎのぼりとなった。

その時に歌った『500マイル』が実際にYouTubeで公開されたのが5月9日だった。藤原さくらは6月1日、『藤原さくら（MammothSakura）ツイッター』で「500マイル、200万回!?!?」とつぶやいており、一瞬状況がつかめなかったようだ。番組スタッフが『【公式】『ラヴソング』9話は6月6日！（getsu9_lovesong）ツイッター』にて「祝2,000,000回動画再生！　ありがとうございます」とツイートしたことから彼女も事態を知ったのである。

ドラマでは藤原さくらや宍戸春乃役の新山詩織が歌う他の楽曲も劇中で流れる。藤原さくらの『Soup」（short ver.）』は彼女のYouTubeチャンネルで5月9日に公開され、6月3日20時現在で再生回数が266万回超とやはり人気が高い。ただ、フジテレビ公式チャンネルで公開された『【公式】500マイル/佐野さくら』が同時点で208万回超というのは想定外だろう。また、5月23日公開『【公式】ラヴソング新劇中歌「好きよ 好きよ 好きよ」藤原さくら』で11万回超、5月16日公開『【公式】ラヴソング劇中歌「恋の中（short ver.）」新山詩織』の42万回超に比べても『500マイル』の人気がうかがえる。

藤原さくらのツイートには「それって何マイル？　ひゃー！」「この歌はなんかすっと頭に入りこんでくるしあなたの声に合ってると思う」「200万すごいですね。名曲ですよね、清志郎の事思いだします」などの反響があり「500マイル大好きです。実は私も一当事者として毎週励ましてもらっています」というコメントも寄せられた。藤原さくらにとってこれからも歌い続ける楽曲となりそうだ。

出典：https://www.instagram.com/getsu9_lovesong
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）