穏やかな笑顔が印象的な歌手エルトン・ジョン(69)は、実は少々短気な面がある。このほど彼のために必死になって働いていたセキュリティスタッフに激昂し、卑語まじりで暴言を炸裂。「後で酷い目にあうぞ」などと述べ、現場にいた人々を大変驚かせた。
大物歌手や人気バンドのショーには、「隙を狙ってステージに乱入しよう」と試みる大胆かつ悪質なファンが紛れ込む可能性が高い。よってエルトン・ジョン級のスターがショーを開催するとなればセキュリティスタッフもつい過敏に。しかしそんな彼らの努力が、このほどエルトンを激怒させてしまった。
事の発端は、11日に開催されたエルトンのショー会場で観客がノリノリで踊りだしたこと。一部のファンは席を立ちダンスを始めたというが、危機感を持ったセキュリティスタッフらは大慌てで席に着くよう指示したという。
これを見たエルトンは、激怒。彼らに対してこう叫んだという。
「セキュリティスタッフの諸君、座れ。さもなくば、もうショーは中断する。お前ら後で大変な目にあうぞ。さあ座れ、クソ野郎ども。」
ファン達はこれに大興奮。観客のひとりは「エルトンのおかげで、立って踊りながらショーを観ることができました」とメディアに語っている。
ちなみに気の短いエルトンは、過去にはレストランに向かうもパパラッチに囲まれて激昂。「お前ら、F**k off!」「忌々しい奴らめ」「あっちへ行け!」と怒鳴りつけ、勢いあまって転倒寸前になる姿を撮られてしまったことがある。
(TechinsightJapan編集部 洋子アンダーソン)