10代半ばの少女2名が激しい喧嘩の末に1人の友人の首を絞めて殺してしまった。彼女たちは「大量に飲んでいるし、アルコールのせいにしよう」と考えてタクシーを拾うのであった。ロシアでは今、10代半ばの少女らによる友人殺害事件のニュースが波紋を広げている。
ロシア・ブリヤート共和国で、16歳の少女ソフィア・ポタポワさんが首を絞められて殺され、遺体を川に捨てられるという事件が起きたことをロシアのメディア『siberiantimes.com』が伝えている。警察はこの事件でソフィアさんと友人であったヴァレリア・K.(15)とクリスティーナ・B.(14)の2名を逮捕したと発表したが、事件当日に少女たちがとった行動も注目を集めている。
警察の調べによれば事件当日、少女3名はなんと集まって飲酒していた。続いて男友達の住むアパートに向かったが留守で、そこの中庭で彼女たちはさらに酒を飲み、やがて2対1の喧嘩が勃発。ヴァレリア・K.とクリスティーナ・B.がソフィアさんを殴り、首を絞めて窒息死させた。その後、犯行を隠蔽しようと考えた2人はタクシーを呼ぶ。抱きかかえながらソフィアさんの遺体を後部座席に座らせると、運転手には「この子、お酒を飲み過ぎて寝込んじゃったの。ちょっと新鮮な空気を吸わせないと」と言ってセレンガ川の土手まで連れて行くよう指示したという。
ひと気が失せると2人はソフィアさんの遺体を川へと遺棄したが、土手を散歩する人々は車から降りた後の3人の様子について、「酒を飲み過ぎた友人を両脇から抱きかかえている風にしか見えなかった」などと話している。ロシアではウォッカを中心とした度数の強いお酒がひたすら好まれ、飲酒が認められる18歳になる前の飲酒率も非常に高い。人間関係のトラブル、事故、死傷事件、病気、早世などの原因のほとんどがアルコールに由来しているとも言われる。
出典:http://siberiantimes.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)