高校3年生ならあと少しで卒業というアメリカで、友人同士の喧嘩がここまで発展するとは教師も予想していなかったに違いない。スクールバスで激しい暴力行為が繰り広げられ、片方はなんと耳介を大きく失ってしまった。流血の惨事が米ノースカロライナ州から伝えられている。

女子生徒2名が帰りのスクールバスで大乱闘という事件が起きたのは、ノースカロライナ州ウェイク郡のウェンデルにある「East Wake High School」という高校。そして喧嘩の相手に重傷を負わせたとして傷害容疑で逮捕・起訴された同郡ローリー（Raleigh）市のアンバー・ロメロ（18）は今、拘置所で“ミズ・マイク・タイソン”という不名誉なニックネームで呼ばれているという。

今月4日、ロメロは学校から帰宅途中のスクールバスでエマイヤ・レーン・ブラウンさん（16）と口論になり、ブラウンさんが自分のランチバッグをロメロに投げつけて戦いの火蓋が切られた。平手打ちや頭髪をつかんで引っ張るなどが続いていたが、ある時ロメロがブラウンさんの右の耳に噛みついてその耳介の大部分を食いちぎり、流血となったところでやっと喧嘩が終了したという。

その逮捕状の情報を入手した『thesmokinggun.com』によれば、ロメロは高校生でありながら前科も多々あるもよう。傷害事件、暴行事件のほか、出廷命令を無視するなど法廷侮辱行為も確認されており、このたびの保釈保証金は15,000ドルに設定された。ロメロとブラウンさんはFacebookでも“友人”として交流を続けてきた間柄で、喧嘩の原因などは法廷で明らかになるものと思われる。

出典：http://www.thesmokinggun.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）