南アフリカではよく見かけるミニバスタクシー。このミニバスタクシーにとんだ珍客が乗車していたことが話題になっている。本来乗客が乗るはずの車内には、なんとヤギがギッシリと乗せられていたのだ。
南アフリカ・ハウテン州南部のメヤートンという町で午前1時40分、パトロール中の警察官が3台の車を検問で止めた。1台は軽トラック、1台は黒い乗用車、そして問題のミニバスタクシーであった。ミニバスタクシーはミニバン型で、無免許運転などが多いため頻繁に取締りの対象となるのだ。
警察官がそのミニバスタクシーをチェックしたところ、客が乗るはずの場所にはヤギがごっそり乗っていた。
ミニバスタクシーには運転手の他に4人の“人間”を含め5人が乗車していた。彼らはタウンシップ出身者であり、ヤギを乗せていることへの供述が各自あやふやであったことからおそらく家畜泥棒と思われる。5人はその場で逮捕された。ミニバスタクシー内に乗せられていたヤギは全部で14頭。助手席に数頭が背を向けて立っており、後部座席は外されてそこに残りのヤギが詰め込まれていた。このミニバスタクシーは盗難車ではないが、所有者は不明である。
14頭のヤギはメヤートンから盗まれたことが判明、無事に所有者のもとに帰って行った。
南アフリカでは、家畜泥棒が多発しており、最近では東ケープ州の山中で11頭のヤギとともに歩いている男2人が警察の家畜泥棒班に発見され逮捕された。またハウテン州の男が2013年7月と8月の2回にわたり200万ランド相当の家畜を盗んだとして逮捕され、懲役80年の服役となっている。
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(TechinsightJapan編集部 FLYNN)