タバコやお酒を愛しながらも、健康なまま100歳を超えたという非常に幸運な人々の話をこのところ相次いでご紹介していた。1日に30本ものタバコを95年間吸い続けている112歳の女性、ネパールのバツリ・ラミチャネさんには驚くばかりだ。そしてスペインにはこんなご長寿さんも…。

大量の酒を長年飲み続ければ肝臓や脳にダメージを受ける。これに関しては疑う余地もないとされてきたが、やはり持って生まれた遺伝子によるところも大きいのであろうか。やられやすい人、なかなかやられない人がいるもよう。このほどスペインで死亡した107歳の男性の話題が人々の大きな関心を集めている。

その長い人生、日々ボトル4本の赤ワインを飲んできたというのは、スペイン・ガリシア州のリバダビアでぶどう園および「Bodegas Docampo」というワイナリーを営んでいたアントニオ・ドカンポ・ガルシアさん。毎日の昼食に赤ワインのボトルを2本、そして夕食の際にさらに2本ほど空けていたそうだ。

息子のマヌエル・ドカンポ・ロペスさんは地元紙『La Voz de Galicia』に、「水を飲もうとしなかった父は、一度の食事で約1.5リットルのワインを飲むことが可能でした。2人でいると、1か月あたりの消費量がなんと200リットルにもなったものです」と楽しく飲み明かしていた日々を懐かしんでみせた。

「健康のためほどほどに」と注意される酒を大量に飲み、それでも健康で長生きしたアントニオさん。有機肥料で育てられたぶどうが用いられ、酸化防止剤（亜硫酸ナトリウム）ほか化学物質を含まないワインだけを選んで飲んでいたことも特徴だという。それでも1日あたりボトル4本もの赤ワインを飲んで健康長寿を実現させたという人は世界的にも非常に珍しく、マネは禁物であるとしている。

出典：http://www.thesun.co.uk
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）