台湾総統選の行方を見守っていたミュージシャンのマーク・パンサーが、ツイッターで「投票に行った若者たちのパワー」に感激したことをつぶやいている。今回の総統選挙では、民進党の蔡英文氏が選ばれ台湾で初めて女性の総統が誕生することとなった。
マーク・パンサーが1月16日の夜、『マーク・パンサー(marcpanther)ツイッター』で「台湾のニュースが今日の目覚ましだったなぁ~」とその総統選に触れている。馬英九総統(国民党)の任期満了に伴い行われた台湾総統選が投開票され、野党・民進党の蔡英文氏が与党・国民党の朱立倫氏、親民党の宋楚瑜氏に大差で勝利した。
台湾で初めて女性の総統が選ばれて大きな話題となっているが、マーク・パンサーは「僕が“おぉ! すげ~!”って思ったのは、投票に行った若者たちのパワーだ! 今回の選挙はそんな怒りの若者達の重い一票が勝敗を決めた!」と興奮気味だ。
8年間に及ぶ馬英九政権が進めてきた中国との親交強化や経済政策の効果が実感できずに不満を抱える有権者が、蔡英文氏を支持したものと思われる。蔡英文氏は経済界の不安解消に努め、中国と交流する道を模索しながらも「中国と台湾はともに1つの中国に属する」との考えを批判。若い世代を中心に共感を得ていた。
マークは「なんもしなければ、押さえつけられ、ぬるま湯に浸かって終わり…」「偉そうに国会で居眠りをしている政治家を叩き起こせるのがこの一票! 次の選挙には行こう!」と呼びかける。
日本では昨年の6月17日、選挙権を20歳以上から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が可決された。2016年夏の参院選から適用され、18、19歳の約240万人が新たに有権者となる。
出典:https://www.instagram.com/marcpanther
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)