全国大ヒット公開中の映画『パディントン』の日本語吹替えを務めた松坂桃李、斉藤由貴、三戸なつめが16日、都内にて行われた舞台挨拶に登場した。松坂は“パディントン”役を引き受けた理由に、有吉弘行を引き合いに出した。
15日から公開となった映画『パディントン』で主人公のクマ“パディントン”役を務めた松坂桃李は「本当にクマの声の話を頂いた時は衝撃が走り“無理です。クマの声ですよね?”と何度も確認した」と言う。しかし「大丈夫かな? 有吉さんも違うところでやられていたし、いけるかもなと思った」と有吉弘行が映画『テッド』シリーズでテディベア役を演じていることが今回、“パディントン”役引き受けた理由であったことを明かした。
ブラウン夫人役の斉藤由貴は「子供達と一緒に見に行くのを楽しみにしている。映像がとにかく美しい。ロンドンの町々や家の中、凄く素敵なんです。それを見ているだけで幸せになれた。侮るなかれと言った感じ」と話す。
ジュディ役の三戸なつめは、公開を迎えて「めちゃくちゃ嬉しい。小さい頃からパディントンが大好きで素敵な作品に関われたこと、パディントンのクマ語を一緒に喋れたのが凄く嬉しくて感無量です」と満面の笑みで語った。
ドジなパディントンにちなみ“最近やった失敗”について質問が及ぶと、松坂は「今年のお正月に実家に帰った時、3歳くらいの甥っ子にあげるお年玉のお金がないと気付き慌てて(お金を)下ろした」「3歳くらいの金額って難しいですよね~」と告白。松坂がコメントする度に、客席からは笑いや黄色い声があがった。
広いおでこに短い前髪がトレードマークの三戸は「ヘアアイロンで前髪を巻くと(おでこに)やけどすることが多々ありまして。今のところ0.5cmあるので巻ける。ここまで前髪が短いと(やけどを)隠しようがないので結構困りましたね」と明かし、会場はクスクスと笑う声が響いた。
イベントの終わりには、クマの“パディントン”にちなみ“熊手”を登壇者全員で完成させると、松坂の音頭で大歓声のなか三本締めが行われ、映画のヒットを祈願した。
(TechinsightJapan編集部 斉藤智子)