テネシー州ナッシュビルの空港で、着陸しようとしたサウスウエスト航空機が横滑りにより滑走路を逸脱する事故を起こした。8名の負傷者が出たという。

テネシー州の「ナッシュビル国際空港」で15日午後5時20分、ウィリアム・P・ホビー空港（テキサス州ヒューストン）から138名の乗客乗員を乗せて飛んできたサウスウエスト航空31便が、着陸時に横滑りするという事故を起こした。『Fox News』は現場に3台の救急車が出動し、打撲などで最低8名が手当てを受けたことを伝えている。

滑走路から横に逸れて停止した機体はボーイング737型機。証言者は地元メディアに、滑走路に車輪が着地した直後に機体は傾き、完全に停止するまで大きな異音があがっていたと話している。また乗客であったジョー・キャバリーさんは「非常口の2か所から緊急脱出スライドが飛び出しました。クルーたちの誘導は素晴らしかった。動揺の激しい乗客たちに“大丈夫ですよ、落ち着いてください”と懸命に話しかけていました」などと話した。

現在このインシデントについては米連邦航空局（Federal Aviation Administration）が詳しい調査を行っている。大きな遅延もなく、すでにナッシュビル国際空港はすべての滑走路で利用を再開しているもようだ。

※　画像はfoxnews.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）