大変な横風が吹き荒れる中、ここで着陸を決行するか、それとも機首を上げて着陸をやり直すか。この判断は機長の性格と自信によるのであろう。このほど英航空会社「Flybe」の旅客機が大胆な横風着陸を試み、成功したものの非常に危険であったと話題になっている。
イギリスのほぼ中央部に位置するウェスト・ヨークシャーの「リーズ・ブラッドフォード国際空港」で9日午後、スコットランドのアバディーンから飛んできた英航空会社「Flybe」の旅客機(デ・ハビランド・カナダ社製:双発ターボプロップ機“Dash 8”)が、地上では電車も軒並み運休という強風の中を果敢にも着陸を試みていたことが伝えられている。
こちらは9日、英メディア『Mirror』が紹介したその映像について、“Plane struggles to land in strong winds at Leeds/Bradford airport”というタイトルでYouTubeに投稿された動画である。パイロットの腕を見せつけることも大事だが、その時に記録された最大瞬間風速は44m。このような非常に強い風を受けながらの無理な着陸は大惨事につながる可能性があり、こちらも実際にバランスをかなり崩している。パイロットはともかく乗客の肝はおおいに冷えたことであろう。
※ 画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)