気持ちを込めた贈り物の定番と言われる手編みのグッズ。しかし昨今は、大好きな彼女が編んだマフラーやセーターでも「手編みのプレゼントは迷惑」だとする男性の声が聞こえてくるようになった。
12月25日放送のフジテレビ系『ノンストップ!』で、彼女から手編みのセーターをもらったが「ちょっと気が重い」という30代男性の投稿が紹介された。クリスマスでテンションが下がった思い出だという。
この日の出演者である坂上忍や千秋、とにかく明るい安村と山崎夕貴アナウンサーは、「手編みプレゼントはNG」だと言い張る。投稿者の男性のように「手編みは重たい」という意見がスタジオ内でも多く、「一生懸命に作ったんだから絶対に着てね」という無言の圧力を感じてしまうのが耐えられないらしい。さらに坂上は「“一生懸命”というのは自己満足でしょう?」とまで言い放った。
一方で、同番組のMC・設楽統(バナナマン)は「僕は好きな彼女からだったら嬉しいんですけど。手編みのセーター」と言いながら、“手編み嫌悪”派の出演者を不思議そうに見渡す。「デザインがダサくても良いですか?」と山崎アナが尋ねるも、設楽はサイズ的に着られるセーターであればデザインはあまり気にならないそうだ。セーターという品物がどうこうではなく、自分のために編んでくれたなら“その思いを大切にしたい”というのが彼の考え方なのだ。しかも手編みのセーターやマフラーを貰ったら、次に彼女と会う時には喜んで身につけて行くとも語っていた。
同番組を見て、「えっ! 手編みのセーターって嫌われているのね」と驚いたようにツイッターでつぶやいている方がいた。また愛する人のために丹精込めて編んだプレゼントを、やれ自己満足だ、重くて迷惑だといった批判に落ち込んでしまった視聴者もいたことだろう。そんななか、“手編み擁護”発言で設楽の好感度が上がっている。「設楽さん、嬉しいって言ってくれてる」「人間力の差」と好意的な意見がツイッター上で目立っているのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)