AKB48が新曲『唇にBe My Baby』をテレビで初披露した。そのパフォーマンスに「ふと初心に戻った…」「AKBらしさ出てて、いい歌」「すごく泣きそうになった」と反響を呼んでいる。本作は高橋みなみにとって最後のセンター曲となる。AKB48の1期生として、そして総監督としてグループを支えてきた彼女の歴史とリンクして多くのファンが感涙したようだ。
『唇にBe My Baby』は秋元康が作詞、小内喜文が作曲、振り付けを牧野アンナが手がけている。11月19日に生放送された『ベストヒット歌謡祭2015』(読売テレビ)の1曲目にそのAKB48の新曲が披露された。
好きな人に思いを伝えたいが言葉にできず、脳内でイメージすることを歌ったものだ。AKB48には『Everyday、カチューシャ』など恋が叶わない切なさをテーマにした楽曲が多い。ただ、グループからの卒業が迫る高橋みなみのセンター曲だけに「切ない気持ちが言葉にできない」という彼女の気持ちにも受け止められる。
この日、選抜メンバーは2009年の『言い訳Maybe』を思わせる衣装で登場、楽曲のメロディーやアレンジも“AKB48”らしさに溢れていた。さらに振り付けは『言い訳Maybe』と同じ牧野アンナが担当している。
ツイッターでは新曲を視聴した人々から「ふと初心に戻ってAKBを好きになった日の衝撃を思い出した」「昔のAKBシングル曲好き故にそれに似た『唇にBe My Baby』も好きである、言い訳Maybeと響きが似てるだけあってかなり良い」「『言い訳Maybe』からAKBは快進撃始めたから、10年でそこに敬意を払っているため、『唇にBe My Baby』であの衣装なのだろうか」などの感想がつぶやかれた。
“AKB48の集大成”とも言える『唇にBe My Baby』は、秋元康が「AKB48とは高橋みなみのことである」と公言するほどAKB48とともにあった、たかみなの最後のセンター曲にふさわしい作品だろう。
彼女は、『トークアプリ755 みなみ(AKB48)のトーク』で「まさかのオープニング1曲めでした!」と伝えている。『ベストヒット歌謡祭2015』では歌い終えて「すごく緊張した」と明かしており、司会のウエンツ瑛士が「全然感じなかったですよ」とふざけるように振ると、「ホントですか!?」と唇をとがらせながらおどけていた。宮根誠司から「やめよう、そのバラエティのノリ」と突っ込まれてしまうが、たかみなが卒業するとそんな吹っ切れたトークが見られなくなるのも寂しい。
※画像は『トークアプリ755 みなみ(AKB48)のトーク』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)