美しい色彩を誇るオウムやコンゴウインコの魅力にとりつかれ、外見をなんとか彼らに似せたいと必死なイギリスのある男性。しかし人間にはあって彼らには無い、あるモノの存在に彼は我慢がならなかったようだ。とうとう1人の美容形成外科医を見つけ…。
靴製造工場で働いていたものの、その仕事を辞めた現在はひたすら自身のルックスの改造に励んでいるという英ブリストル市ハートクリフ在住のテッド・リチャーズさん(56)。南米のグリーンイグアナ、ピットブルテリア、そしてコンゴウインコやオウムを5羽飼っており、スザンナさん(31)という女性と交際中だ。
彼は1976年以来、体や顔に色鮮やかなタトゥーを110か所彫ってもらい、数か月前には白目にインクを注入しオレンジ色やブルーに染めてもらっていた。だが常に「まだまだ」と感じてしまうという彼は、鏡を見てあることに気がついた。それはピアスを多数埋め込んだ耳。自分の顔の両脇から飛び出ているコレは果たして必要なものなのかと悩んだのであった。
ついに「要らない。取ってもらおう」と決断したテッドさんは、法的な処罰の対象でもあり、医師会から破門される可能性もある残酷なその施術を引き受けてくれる美容成外科医を探し歩いた。そしてこのほど、念願叶ってサイドがまっ平な鳥のような頭部に生まれ変わったことを彼は痛々しい写真つきで報告した。削ぎ落とされた耳介は、ある友人にプレゼントしたという。
ボディーアート(身体改造)の世界にのめり込み、開けたピアスの穴の数は50。過去にも750度に熱した鉄で左肩にピースサインの烙印を押す、手にマグネットを埋め込む、手術で舌を大きく2つに裂くなど、その突拍子のなさは地元でもひたすら物議を醸している。しかし「今でもちゃんと聴力はあるし、俺はこの状態にとても満足だね。怖いもの見たさなのか子供たちには人気者だよ」とテッドさん。彼の次のステップは、“Beak”と呼ばれる細長く湾曲した鼻を手に入れることだそうだ。
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)