中居正広がバラエティ番組『王様のブランチ』から質問を受けて“落ち込んだ時に聴く元気曲”を歌い始めた。その不思議な感じの歌に共演者も聴き入ったが、当の中居が「これは、何の歌ですか?」というので「こっちが聞きたいです!」と驚いてしまう。
SMAPの中居正広がMCを務める音楽バラエティ番組『Momm!!』の収録スタジオに直撃レポートした様子が、10月24日の『王様のブランチ』(TBS系)で放送された。
出演者に「落ち込んだ時に聴く、元気になれる曲は?」と問いかけたところ、Kis-My-Ft2・千賀健永がキスマイの新曲『AAO』と答えて中居正広から舌打ちされてしまう。「自分の新曲の名前を出すの? クソつまんねぇ」と言われて萎縮する千賀の隣では、HKT48・指原莉乃が焦っていた。
ところが、指原が挙げたのはAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』だ。彼女が「自分が1位になってセンターを務めた曲なので、めちゃくちゃ自信がみなぎります」と説明すると、中居は「そんなに自分が好き?」と呆れていた。そうなってしまうと、続けて持田香織はEvery Little Thingのニューアルバム『Tabitabi』より『MY LIFE』を挙げ、ファンキー加藤も新曲『MUSIC MAGIC』と答える。
ようやくお笑い芸人のカンニング竹山が「これってやつはないが、強制的に聴かされるのは“和田アキ子”」と答えて流れを変える。「元気と恐怖をもらえます」というから“元気曲”ではあるようだ。
最後に「タイトルが分からないので歌っていいですか?」と中居正広が珍しく真面目に歌い出した。「おまえが生まれた時~、父さん母さんたちは~どんなに喜んだことだろう…」と優しく悲しいメロディーにのせて一節だけ披露すると、「これ、何の歌ですか?」と聞くが誰も知らない。
唯一、俳優の木下ほうかが「知ってます、好きです…」と反応したその楽曲は、フィリピンの歌手フレディー・アギラが1977年に作って歌った『ANAK』(タガログ語で“わが子”の意味)がオリジナルで、世界的にヒットした。日本でも杉田二郎や加藤登紀子が日本語でカヴァーしている。番組では1978年に杉田二郎が歌った『ANAK(息子)』として紹介された。
共演者たちは不思議な感じのその楽曲に引き込まれていたが、何より驚いたのは中居正広がそれを「自ら聴いたわけでもないが、幼い頃から口ずさんでいる。いつどこで覚えたか分からない」と明かしたからだ。同曲がヒットしたのは彼が6歳の頃になる。きっとラジオやレコード、カセットテープなどで家族が聴いており、あるいはよく口ずさんでいたのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)