SMAPの振り付けについては「バラバラ過ぎる」「個性を重視している」「実はダンスが凄く上手い」などいろいろな説を耳にする。バラエティ番組『王様のブランチ』で香取慎吾がその振り付けについて関係者への不満を爆発させた。どうやら人気グループならではの悩みがあるらしい。
以前、SMAPの中居正広が『紅白歌合戦』から年をまたいで『CDTVスペシャル!』に出演する際の内情を「時間との戦いで、踊りをチェックする時間も無かった」と語ったことがある。年末ほどではないが、他のメンバーも年間を通して踊りに関するフラストレーションは感じているようだ。
9月5日放送の『王様のブランチ』(TBS系)にSMAPの5人が出演した時のことだ。香取慎吾が「スタッフは僕らのことをどんな集団だと思っているのか?」と不満を言い出した。振り付けのために使う時間が短くなる一方の状況を「とんでもないプロ集団で、凄い才能の持ち主と思われてるのかな?」と皮肉っぽく訴えると、木村拓哉も「思われてるね」と同調する。
香取によると20年前は振り付けのために2時間は使っていたが、やがて1時間半、1時間と減ってきた。「短すぎるよ! 覚えられない!」とスタッフに訴えたところ、「そうですよね~」とその場は取り繕うが、それからも30分、25分と短くなり、今では20分ほどだという。すると木村が「もっと、準備がしたいんだ!」と語気を強めた。
ところが当の香取がニンマリしながら「でも、それをこなしてしまって、帰りの車の中で“今日もやっちゃったよ”と思う」と明かすので、木村から「思ってんじゃねえよ!」と睨まれ、さらに草なぎ剛から「できてないしね」とダメ押しされてしまう。
前述の中居正広による年末のエピソードは、2012年1月放送の『笑っていいとも!増刊号』(既に放送終了)で、さまぁ~ず・大竹が「SMAPは振り付けとかすぐに覚えるから凄い」と発言したのがきっかけだ。香取慎吾による暴露から、実は“覚える時間が短い”裏事情が明らかとなった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)