ミュージカル女優の新妻聖子が、関ジャニ∞の番組『音楽王No.1決定戦』のカラオケ部門で並み居る強豪を抑えて優勝した。彼女のツイッターには従来のファンのみならず、番組で初めて見たという人々から「感動して泣いた」という感想が続々と寄せられている。そのパフォーマンスはミュージカル女優ならではの表現力に溢れており、“カラオケ女王”の新境地を開いたと言えるものだった。
9月25日に放送された『関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦』(テレビ朝日系)の“最強カラオケ王No.1決定戦”はミュージカル曲対決から始まった。
アメリカ国籍の歌うま外国人シンガー、ダイアナ・ガーネットが課題曲『I Dreamed A Dream/スーザン・ボイル』を朗々と歌い上げると、その歌唱力に誰もが勝利を確信したのではないだろうか。ところが、対する新妻聖子の歌は良い意味で聴くものを裏切った。コンピューターで採点するシステムだが、その表現力が評価されて新妻が99点台の大接戦を制する。
今回は、ダイアナ・ガーネットだけでなく世界的オペラ歌手のジョン・健・ヌッツォ、“台湾のスーザン・ボイル”と呼ばれるリン・ユーチュン、ドリカムなどのバックコーラスで活躍する中沢ノブヨシなど強豪を揃えており、一方で高校生の芹奈(Little Glee Monster)、超絶歌唱力!アイドル最終兵器の中学生、吉田凜音、avex大阪校開校以来の逸材で小学6年生の北村來嶺彩といった若手との対戦が見どころとなった。
小学生とは思えぬ歌唱力と表現力で勝ちあがった北村來嶺彩は見届け人のクラシック音楽歌手・岡本知高から「どこで息をするのか心配になるほど」だと声量を絶賛され「神様とご両親から素晴らしいものをもらったね」と言われるほどだ。
その実力派小学生と優勝を競ったのが新妻聖子である。Dreams Come Trueの『未来予想図II』を見事に歌いこなした北村來嶺彩だったが、ここでも新妻聖子のパフォーマンスが度肝を抜いた。歌い終えた新妻はホッと一息つきながら「実は今回の課題曲で『未来予想図II』が一番苦手だった」と明かして周囲を驚かせた。
新妻聖子は、対戦した高校生や小学生の女の子たちにプレッシャーを与えないようにコメントや仕草に配慮しており、そんなところも“カラオケ女王”としてふさわしいのではないだろうか。
『新妻聖子(seikoniizuma)ツイッター』には、新妻自身がツイートするよりも早く視聴者から多くのコメントが寄せられた。「ホントーに声綺麗すぎて、自然と涙が溢れてきました!」「圧巻でした。優勝本当におめでとうございます。素晴らしい歌声に感動致しました!! 拝見出来、幸せです」などの祝福と称賛が続く。
彼女は9月21日に『SEIKO NIIZUMA OFFICIAL BLOG』で、今回の出演について「このカラオケをきっかけに、コンサートやミュージカルで歌う新妻聖子も観てみたいなーCD聴いてみたいなーと思って頂けたりしたら、とても嬉しいです」と願っていたが、放送後には大きな反響に驚き「日本の隅々まで歌が届いちゃうんだなぁとポカンとするくらい嬉しい体験でした」とツイートしている。
大学在学中だった2002年に『王様のブランチ』のリポーターとして芸能界入りした新妻聖子。これまでには音楽番組だけでなく女優としてドラマにも出演している。“カラオケ女王”となったことをきっかけに、テレビでもさらに活躍して欲しい。
※画像は『SEIKO NIIZUMA OFFICIAL BLOG』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)