俳優・生田斗真と「Hey! Say! JUMP」で活躍する山田涼介が、11月7日公開の映画『グラスホッパー』で共演している。同映画の完成披露試写会が、29日都内劇場にて開催され、ジャニーズ事務所の先輩後輩にあたる2人ならではのエピソードが披露された。
伊坂幸太郎原作の『グラスホッパー』が映画化され、失った恋人のために復讐を誓う元教師・鈴木役を生田斗真が主演し、ナイフを操り人を殺める若き殺し屋・蝉を山田涼介が演じる。グラスホッパー(トノサマバッタ)にちなんで、登壇者は皆、緑色を刺し色にした衣装で登場した。生田は「僕だけ緑が強すぎてほぼバッタになっています」と黒地全体に緑色がちりばめられているスーツ姿だ。山田は黒いスーツに緑色のシャツでコーディネートしていた。
山田主演で大ヒットとなった映画『暗殺教室』よりも撮影は『グラスホッパー』が先だったため「初撮影映画となりました」と挨拶した山田。大勢の観客を前にした舞台挨拶に緊張しているようで、共演俳優・浅野忠信に「アクションシーンは山田さんがすごかった」と褒められ「そんなことないですよ」と返すも、生田から「(山田は)緊張しているみたいです」と指摘され、山田も「緊張しています」と認めた。
山田は「斗真くんがいるというのがまず緊張しました。撮影が一緒ではなくてほっとました。緊張しなくて済むなと」と同じシーンはあまりなかったため助けられたことを告白。一方生田も「自分自身の映画に後輩が出るのが初めてなので普段と違う感覚がありました」と明かした。「山田、頑張りました。観てください」と山田が言うと観客から「かわいいー」という声が飛び、生田が「かわいいじゃないよ! 俺にも言え!」と突っ込むと客席からどっと笑いが起きた。
さらに「斗真くんがこの撮影に入る前にメールをくださいまして、この映画はお前にかかっていると。大きなプレッシャーをいただきました」と先輩の洗礼を暴露すると、生田は「“先輩”という名の風を吹かせました。一緒に頑張ろうねという意味です」と弁解。山田は「が、が、がんばります」とメールで返したそうだ。
締めの挨拶でも生田は「僕自身この作品は早く観て欲しいと思っていた自信作です。こうやってお客さんに観ていただくのは初めてです。皆さんが初めてのお客さんなので、この映画は山田と皆さんにかかっています」と最後まで山田にプレッシャーを与え続けて観客を沸かせた。
同舞台挨拶には、他にも麻生久美子、菜々緒、村上淳、吉岡秀隆、瀧本智行監督が登壇した。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)