ゆずが音楽番組『ミュージックステーション』で、新曲『終わらない歌』を共同制作したヒャダインこと前山田健一について語った。司会のタモリもヒャダインと共演したことがあり、音楽家としての才能を評価しながらも、性格については「あっさりしている」を連発した。その点でゆずとの認識は似ているようだ。
人気フォークデュオのゆずとの共同制作や、ももクロへの楽曲提供で注目を浴びたヒャダイン。2013年1月9日にゆずが出した『REASON』で共作して以来、『表裏一体』、『OLA!!』などヒャダインが関わった楽曲は多い。また、アイドルグループ・でんぱ組.incの『おつかれサマー!』は北川悠仁とヒャダインの共作による。
8月7日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、ゆずが8月12日に発売する43枚目のシングル『終わらない歌』の表題曲を披露する前に、タモリとのトークでヒャダインの話題が出た。
はじめは、北川悠仁がヒャダインの作品を聴いて「おもしろい音楽」と感じたことで「一緒にやったらおもしろいものができるのでは」と声をかけた。異色の2組がコラボしたことで音楽的には相乗効果で良い作品が生まれている。
ただ、北川はヒャダインについて「どうも、プライベートがあまりおもしろくない」と明かす。寡黙なイメージの岩沢厚治が「ガハハハ」と爆笑するほど共感したので本当におもしろくなさそうだ。一般的に関西人はおもしろいイメージがあるのだが、岩沢はヒャダインを「おもしろくない関西人」の代表とまで言う。
たとえば、ヒャダインは“ごはん食べに行こう”と盛り上がるものの「一度も行ったことがない」と北川が証言しており、人付き合いがあまり好きではなさそうだ。タモリはそんな彼の性格を「あっさりしてるね」と表現する。
ヒャダインと何度か共演したことがあるタモリは「すごいよね」と彼の実力を認めながら、やはり「あっさりしている」「関西人とは思えないくらいあっさりしてる」と強調した。
まだ『笑っていいとも!』が放送されていた2012年11月15日のこと、ヒャダインがテレフォンショッキングのゲストとして初出演した。彼が手がけた、ももいろクローバーZの楽曲がヒットを連発していた頃で、ももクロメンバーからヒャダインに関するチクリ情報として「男の人が好き」「自意識過剰で、人の噂に敏感になり過ぎる」などのメッセージが紹介された。
彼は「悪意がある!」とももクロからの情報を概ね否定していたが、以前は「人の噂に敏感になり過ぎる」ことがあったという。ネットで自分の噂を見てはへこんでいたそうだ。しかし、似たような悩みを持っていた漫画家の久保ミツロウさんにタモリが「ネットで自分の噂を検索するな」「(テレビに)出るなら(ネットを)見るな。見るなら出るな」とアドバイスしたのを見て、救われたと明かしている。
そのようなナイーブな性格のヒャダインだけに、ゆずから「おもしろくない関西人」と言われるようなプライベートを過ごしているのだろう。ただ、この時の『いいとも』でのトークも楽しく、今も『久保みねヒャダ こじらせナイト』や『PON!』など多くのテレビ番組で楽しませてくれる。仕事ではしっかり「おもしろい関西人」を出しているようだ。
※画像は『twitter.com/yuzu_official』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)