エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】博多大吉が「千鳥でよかった」。博多山笠ロケでコップ酒あおる場面に冷や冷や。

博多華丸・大吉がメインMCを務める福岡ローカルの人情バラエティ番組『華丸・大吉のなんしようと?』にお笑いコンビ・千鳥がゲスト出演した。ロケ日にちょうど華丸が博多祇園山笠の行事に参加する予定だったので、大吉と千鳥でそれを見物することになった。ほとんど台本なし、足の向くまま気の向くままにロケを進行するのが同番組の特徴だが、今回は伝統的な祭り“博多祇園山笠”絡みだけに大吉も勝手が違ったようだ。

博多祇園山笠の期間中に千鳥を迎えてロケを行った『華丸・大吉のなんしようと?』(TNCテレビ西日本)が放送されたのは7月31日だった。山笠は7月15日に「追い山」を終えており、華丸・大吉や千鳥もホッとした思いで番組を見たのではないだろうか。

毎年、中洲流から参加している華丸は、7月10日の「流舁(ながれが)き」で山笠を舁くことになっており、番組を休む形となった。博多の男たちはこの期間、仕事よりも山笠を優先するそうだ。せっかくなのでその華丸の姿を追うことになり、山笠でごった返す街に入った大吉たち一行。そこに、博多出身の大物コメディアン・小松政夫が山笠の格好で現れて彼らを驚かせた。小松は長年、山笠に参加しており雰囲気も落ち着いたものだ。

一方、華丸はまだ山笠初心者のようなもので、真剣な表情で臨んでいた。しかもこの日、山笠の上に座らせてもらえることとなり、さらに緊張は高まる。博多出身の芸能人でそこに上がったのは小松政夫以来というから無理もない。

山笠を舁くのが終わり、直会(なおらい)が行われるテントで、ようやく華丸と会えた大吉と千鳥。それでも、華丸は「今日はふざけられん」とはしゃぐことはなかった。コップのビールを飲みながら談笑していると、山笠の参加者が一升瓶の日本酒をコップについでくれた。大吉がそれをクイと飲み干すと、勢いで千鳥の2人も次々と飲み干した。

華丸は直会で飲み食いが続くのでその場で別れ、大吉は近くにある行きつけの料理屋へ千鳥と向かう。カウンターでごまサバをつまみに焼酎を飲んでようやく落ち着くと、千鳥の大悟が「コップ酒を一気飲みしたのは生まれて初めてかもしれん」と先ほどの出来事を振り返った。ノブもうなずいていたのでやはり同じなのだろう。

すると、大吉も「いや、今日、千鳥でよかったと思った」とホッとしたように明かす。あの場ではコップ酒を飲み干して盛り上げたいところだが、もし酒を飲めない芸人だったらそれができない。「若手とか、酒弱いやつだったら…」と大吉は、その空気を読んでコップ酒をあおった千鳥の芸人魂に感謝していたのだ。

一方、千鳥の2人も今回のロケで痛感したことがあるという。「華丸さんのあの顔。今まで見たことが無い博多の男の顔だった」と山笠での華丸に衝撃を受けており、ノブは「これから華丸さんに冗談を言いにくくなった」と苦笑するほどだ。大悟は華丸・大吉が東京でも活躍しながら地元福岡を愛する姿勢を見習いたいと真面目に考えていた。

この日は、山笠発祥の地とも言われる臨済宗東福寺派・承天寺(じょうてんじ)も訪問したが、大悟は住職と意気投合。2人で並んで歩きながら「座禅はしなくても誰も見ていないわけじゃないですか。それなのに、するのはなぜ?」と住職に禅問答のようなことを言い出して、離れて聞いていた大吉を「弟子入りしたの?」と驚かせた。

『笑神様は突然に…』(日本テレビ系)での島ロケでも大活躍の千鳥。ここのところ、ロケの腕をめきめき上げているようだ。大悟も目指しているように、地元岡山でも華丸・大吉のような活躍ができればもっと人気が出るのではないだろうか。

※画像は『twitter.com/telebee_tnc』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)