フリーアナウンサーの田中みな実がバラエティ番組『笑神様は突然に…』で島シリーズのロケに参加。浜辺で器械体操の経験を活かした特技を披露して共演者を唸らせた。それだけではない、彼女の油断ならない一言がロケの進行に大きく影響していく。
TBSアナウンサー時代からマツコ・デラックスに「本当に嫌い」「興味ない」とまで言われた田中みな実。しかし、一方ではグルメロケで共演した博多華丸・大吉が、天性の女子力の高さを感じて「銀座のホステスだったら、2億は稼ぐ」と評価したこともある。今はフリーアナウンサーとなった彼女が、7月17日の『笑神様は突然に…』(日本テレビ系)に出演して見せ場を作った。
お笑いコンビ・千鳥と宮川大輔による“島シリーズ”で行なった瀬戸内海・兵庫県家島のロケにMCの内村光良が加わった。さらに紅一点として登場した彼女は「アナウンサーの田中みな実です」と明るく挨拶したものの「あんまり島って行く機会がないので、どんなところなんだろうなっていう好奇心があります」と口にし、「ちょっと、他人事だよね」と内村にダメ出しされてしまう。さらに千鳥たちからも「島に行くような格好じゃない」と服装を注意されるが、笑顔で手を振って意に介さない。一抹の不安を残しながらスタートした。
高速船に乗って家島を目指す間に、人見知りを公言するウッチャンが話さない分をカバーしようと千鳥や宮川がしゃべりまくる。千鳥のノブが瀬戸内海には島が多いことを説明し、適当に「20とかある…」と言うが、相方の大悟に「もっと多い!」と突っ込まれる。沈黙のなか、すぐ隣で無言のままジッと見つめる田中みな実に気づいたノブは「口でも臭いですか!?」「そんな顔してるけど…」と手で口を押さえながら本気で心配した。
ところがその弾みで黙り込んでいたウッチャンが、ようやく「わしゃ、ルッコラ食いか?」と同コーナーで昨年ノブが生み出した名セリフを彼に振って笑わせたのである。意識的ではないが、田中みな実のおかげで“笑神様”が舞い降りたと言えるだろう。
やがて家島に到着すると、一行はまず島の鮮魚店へ立ち寄った。水槽に泳ぐ魚や貝を見ながら大悟が「海の近くでバーベキューとかいいよね」と提案するも、田中みな実が「でも、時間がかかりそうですね」とさりげなく反対。大悟は「なんでそういうことを言うの!?」と肩を落としていた。
島のグルメを楽しみながら車で移動するうちに、島に来たのだから砂浜に行こうということに。「体を動かすことになるよ」と言われた田中みな実は「意外と運動神経はいい方なので」「器械体操をやってました。バック転とか宙返りとかできる」と明かして驚かせた。砂浜でも「側転は全然(大丈夫)」と自信たっぷりだ。
砂浜に着くと、「ビーチだ~!」とハイテンションな彼女はためらいもなく靴を脱いで見事な側転を披露。「キレイ!」と共演者たちも感心するほどのフォームである。ウッチャンも「やっと島に来た感じだな」と満足気につぶやいたが、田中みな実の勢いは止まらない。彼女に「入らなくていいんですか?」と海を指しながら聞かれた大悟は「なに、その鬼のようなフリ!」と渋々ながらも受け止めた。
ズボンを脱いでパンツとTシャツ姿になった大悟は、桟橋を駆けると海へ鮮やかに飛び込むではないか。「すげー!」「すごいキレイな飛び込み!」と歓声が起きるなか、彼が海から上がってくると白いTシャツが肌に密着して体が透けて見える。「出た! 丸坊主オネエ」とまたしても前回の“島シリーズ”で大ウケした名セリフが思い出されたのである。またもや田中みな実が“笑神様”を呼ぶきっかけとなったのだ。
番組放送後、ノブが『ノブ千鳥 noboomanzaishi Instagram』でロケの際のオフショットを公開。「#外での内村さん初めて観た」とウッチャンと共演できた感激や、「#島にルッコラが一本も生えてない悲劇」と島にルッコラがなく「わしゃ、ルッコラ食いか?」の期待に応えられなかったことなどを振り返っている。そんななかで、彼は「#田中みなみちゃんもめっちゃ明るいイイ子」「#東京育ち過ぎて島にひいてた」と明かしており、飾らない彼女の人柄を気に入ったように思える。
局アナ時代には、女性アナウンサーたちから「個人的に嫌い」「仕事だけの付き合い」などと言われた田中みな実。今回のロケでは共演者が男性ばかりだったが、女性との共演ではどのように映るのだろうか。フリーとなった彼女が成長したかどうかはそれを見てから判断したい。
※画像は『ノブ千鳥 noboomanzaishi Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)