あるテレビ番組でお笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、地元である埼玉県所沢市を案内するというロケがあった。ロケの最後には小学校の同級生など彼の地元の友人らが集まり、昔話に花を咲かせた。特にバレンタインデーのエピソードを聞くと、春日の“超ポジティブな自信家”というキャラクターは小学生の頃から発揮されていたようで、芸人として演じているものでは無いようだ。
2013年2月から春日俊彰は、所沢市観光大使に就任している。しかし8月5日に放送された『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の所沢ロケでは市長の名も言えず、市役所の観光課職員から「今まで大使らしいことは何もしていない」とダメ出しされてしまう。
所沢の実家を離れ、都内で暮らし始めてから15年。今では春日もレギュラー番組を複数抱える売れっ子芸人の仲間入りを果たした。有名になると地元の友人らと疎遠になる芸能人もいるらしいが、彼は今でも幼なじみらと連絡を取り合い、実家に帰れば交流を深めているという。
地元の仲間と所沢のキャバクラに繰り出す時もあるのだが、春日は必ず実家に寄って母親の電動自転車を借り、目的の店に向かうらしい。彼はどんなに有名になっても、地元に帰れば昔の春日のままである。そんな幼なじみに生でテレビ仕様の“芸人・春日”を見せるのは今回のロケが初めてだそうで、いつもは何を言われても動じない彼が珍しくギャグを飛ばすことに照れていたのだ。
幼なじみとの話題は春日の初恋のことになる。それは小学校4年生の時、お相手は可愛くてしっかりした女の子だった。驚くのは、何の根拠があったのかは不明だが“彼女も自分のことを好き”だと春日が思い込んでいたことだ。その年のバレンタインデーが近づくと「(その子から)チョコレートをもらえるはず」と自信満々だったらしい。しかし当日は昼を過ぎても、放課後になっても女の子からは何の音沙汰も無かった。すると春日は自分から「もらいに行く」と言い出し、帰り道で待ち伏せしていたという。これにはロケに同行していたダレノガレ明美や大沢あかねらから「怖い、怖い」と不気味がられていた。
帰り道を歩いてきた女の子の前に立ち塞がり「チョコ、あるんだろう?」と迫る春日。すると彼の記憶では、20cmくらいある大きな手作り風チョコレートを彼女から手渡されたというのだ。しかし当の本人は春日が自分のことを好きなことは知っていたが、チョコレートをあげた覚えは「一切無い」とのこと。おまけに今回のロケに来て、春日に会ってもらえないかと番組側が頼んだところ、丁寧だがキッパリと断られたらしい。“初恋の相手からチョコレートをもらった”というのは、春日の幻だったのだろうか。
※画像は『Facebook 所沢市商業観光課』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 みやび)