アイドルグループ・GEM(ジェム)の武田舞彩が17歳の誕生日を迎え、ブログで16歳の自分を振り返った。GEMにとって初のワンマンライブが行われ、3rdシングル『Star Shine Story』のMVではセンターとして武田が1人2役に挑戦するなど責任も大きくなった時期だけに悩みも増えたという。
2014年1月1日にシングル『We’re GEM!』をリリースして、エイベックスからメジャーデビューを果たした10人組ボーカル&ダンスガールズグループ・GEM。そのメンバーである武田舞彩が、2015年8月21日に福井県『ふくいブランド大使』に任命され、任命式が福井県庁にて行われた。北陸出身の彼女はGEMが“宝石”を意味することから「北陸の宝石」と呼ばれる。
この日、武田は芸能活動を始めてからずっと「夢」と公言してきた地元・福井県の大使に就任する喜びを表そうと、任命式を前に福井県の『一乗滝』にて滝行を敢行。実はこの滝はHKT48の指原莉乃が、2014年にAKB総選挙で1位になれなかったため、公約どおり禊の滝行を行った場所でもある。激しい滝に打たれた武田は冷たさに耐えながら「これでGEMは日本一のアイドルグループになれるはずです! いや、なります!」と叫んだ。
『ふくいブランド大使』任命式に臨んだ武田舞彩は、福井県の公式恐竜キャラクターであるジュラチックの『ジュラチック応援PR隊』にも就任。さらに、日本のメガネフレームのシェア90%を誇る福井県鯖江市の出身である彼女は、地元愛とメガネ愛好家ということが認められ『めがね大使』にも就任して、福井県の“大使三冠”を果たす。
「自分の誕生日の日にずっと夢だった福井県の大使に、それも3つも任命していただいて本当に本当に嬉しいです! 幸せです。県外にもっと福井県のいいところをPRしていきたいです!」と感激を伝えた彼女はその後、アピタ福井大和田店にて福井県凱旋LIVEを行い、ファンたちから大使就任を祝福される。大きな声援を受けて、武田はステージ上で感謝の言葉を述べながら歓喜の涙を流していた。
その翌日、彼女は『GEM(iDOL Street)オフィシャルブログ』で「誕生日を迎えたということで。ちょっとだけ語りますね」と本音を明かしている。福井から上京した頃には家族にも弱音を漏らさず、悩みは自分で解決したが「16歳になって、そうはいかなくなった」という。
エイベックスによるプロジェクト“iDOL Street”のデビュー候補生(ストリート生)から、2012年11月23日にGEMのスターティングメンバーとして選ばれた。2014年1月1日にメジャーデビューすると、環境も異なってくる。特に12月17日にリリースした3rdシングル『Star Shine Story』ではそれまでとは違う芸術的なイメージのミュージックビデオを撮り、なかでも武田舞彩が1人2役に挑戦して注目を浴びる。
彼女は16歳を振り返って、「悩みまくって悩みまくって、自分がおかしくなっちゃうんじゃないかってくらい悔しい事ばっかりで、毎日泣いてた時もあった」と明かす。しかし最近は、前を向けるようになることができ「人に会うのも楽しくて、笑顔でいる事が幸せに感じてきたの」と笑えるようになった。
今も「センターって難しいけど」と模索しながら進む彼女だが、「でもセンターって、ポジションだけじゃない。いろんな事で、引っ張っていかなきゃいけない! GEMの道を開くのもセンターの役目だって思ってる。頑張る」と17歳に向けて意気込む。“大使三冠”に就任してファンから熱い声援を送られたことが、大きな自信となったようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)