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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】完全食品の昆虫が食糧難を救う? 通は「幼虫タコスにイナゴのハンバーグ」

昨年あたりからよく報道されるようになっていた“食糧難を救うのは昆虫か”という話題。南アフリカのメディア『news24.com』がこのほど、コンゴ民主共和国が国を挙げて昆虫の養殖に取り組むことを伝え、人々の大きな関心を集めている。欧米にもそれを完全食品だと絶賛し食べることを実践している人がすでにいるが、いったいどのような食感なのであろうか。

コンゴ民主共和国の首都キンシャサでは、ガンベラという市場に行くと牛の肉はもちろん、ヘビ、レイヨウ(アンテロープまたは羚羊とも)の肉、そしてシロアリ、コオロギ、幼虫といった昆虫類が並んで売られている。平均的な家庭では1週間に約300gの幼虫を消費するというが、贅沢品はコオロギ。1kgが約50ドルと牛肉の2倍の値で売られており、それを焼いてレモン汁や唐辛子をかけ、タマネギを添えて食べるそうだ。

世界で今、深刻な食糧難を迎え撃つ手段として昆虫を食べることへの注目が高まっている中、コンゴ環境省は国連食糧農業機関(FAO)と共同で主にコオロギと幼虫類の飼育に関する知識や技術を広めるための教育プログラムを打ち出した。キンシャサの「国立ペダゴジック・ナシオナル大学」の協力を得て、具体的には女性約200名を対象に今年10月から始動させるという。世界初のこの試みが狙うのは人口6700万というコンゴ人の食糧事情を安定させることだが、環境にも優しく、低コレステロールでたんぱく質、脂肪、ビタミン、繊維質、ミネラルが豊富な昆虫を食する文化を持つ国は世界にも多く、この事業が成功すれば国際的なフードビジネスとして起業する者が現れてもおかしくはない。

「コオロギやバッタ、ブドウ虫が大好き。コオロギは鶏のササミかエビのような食感だよ」と語り、昆虫食を何年間も続けているのは英マンチェスター大学院の植物学博士課程に身をおいた、20代のピーター・ビッカートンさん。牛肉のハンバーグにイナゴを混ぜ、タコスはブドウ虫で作るそうだ。そのような食生活を始めたきっかけは、メタボ体質のおじが45歳で心臓発作のため急逝したことにあるという。

またハリウッドセレブでありながら、あるインタビューで家族が昆虫を食べると暴露したのはアンジェリーナ・ジョリー。養子のマドックス君とパックス君がカンボジアの街角で売られている「揚げコオロギ」の大ファンで、本人も「ポテトチップスみたいでイケる」と告白している。またメキシコ出身の女優サルマ・ハエックは、トーク番組で「アリ、キリギリス、イモムシを好きなフレーバーで食べるのが最高」と語って人々を驚かせたことがある。

※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)