今の時代、SNSには飼い犬と赤ちゃんのキュートなふれあいを撮影した動画が無数にアップされている。だが信頼のおける本当に大人しい飼い犬だからといって、決して赤ちゃんと一緒に放置してはならない。警鐘の意味を込めて投稿されたある動画が波紋を広げている。
犬は赤ちゃんのよい遊び相手、言葉は通じなくても一番の仲良し。うちの犬は本当に賢くて大人しいイイ子、いつも赤ちゃんを守ってくれている。ペットの犬が優しい目をしながらファミリーの乳幼児と戯れている愛らしい動画には思わず心がほっこりとなる。だがそんな愛犬家たちも、このたびSNSに投稿された1本の動画にはショックを隠せない様子だ。
こちらは2日、YouTubeに投稿された、元は『LiveLeak』が紹介した問題の映像(画像はそのサムネイル)である。赤ちゃんの目の前で大人しく横たわっている大きな飼い犬。赤ちゃんが尻尾や足をいじりはじめ、続いて下腹部の一部分をつかんだ瞬間、犬は目にも止まらぬ速さで赤ちゃんの頭にかじりついて振り払い、赤ちゃんは突然のことに衝撃を受け、激しく泣き出している。
ペットに“絶対の忠誠”など求めてはならない、赤ちゃんと犬を一緒にしたまま放置することはならないと専門家が口を酸っぱくして言うのは、こうしたアクシデントがまま発生しているからである。大人しい性格の犬であっても、いきなり痛みを与えられれば反射的な行動で赤ちゃんに危険が及ぶ可能性も否定できない。この動画に対しては「これが動物と人間における現実」「わが身に非常時が起きれば“大人しくてイイ子”も瞬時に豹変する」などと犬の気持ちに沿ったコメントが圧倒的であり、飼い主の無責任さに批判が集中しているもようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)