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writer : flynn

【海外発!Breaking News】“トレイン・サーフィン”で19歳少年が線路に転落。車輪にひかれ死亡(南ア)

南アフリカ・ヨハネスブルグにあるチアウェロという駅で、動いている列車の車両間にぶら下がりジャンプするという“トレイン・サーフィン”をしていた19歳の少年。彼が誤って転倒、首を切断し死亡するという事故が発生した。

南アフリカの鉄道路線『メトロレール』では、走行中に車両扉を開けることや列車外に出ることを禁じている。しかし、この国の鉄道のマナーはひどい。規則を規則と思わない少年グループの間では“トレイン・サーフィン”が流行しており、彼らは車両間にぶら下がりながらジャンプしたり、車両の上に登り高圧電線をうまくかわすという危険な行為を繰り返している。もちろんどちらも失敗すると命はない。

7月21日に死亡したのは、19歳の男子高校生。仲間たちと面白がってトレイン・サーフィンで遊んでいたものの、この日は彼にとって初めての試みだったためジャンプに失敗、駅のプラットフォームと列車の間に転落してしまった。そして、まだ停止していない列車の車輪に首を切断されて死亡した。

知らせを受けて駆けつけた家族はかなり取り乱し、父親は人目もはばからず泣き叫んでいたという。

また青年の通う高校では、トレイン・サーフィンなどの危険行為を行わないように警告。校長は地元メディア『iol.co.za』のインタビューに「生徒らは危険行為をすることで、周りからかっこいいと思われたがっている。そのような行為で命を落とした若者から学ぶことがあるはずだ」と語っている。

ハウテン州の『メトロレール』では様々な学校を訪れ、安全に利用してもらうように伝える『セーフティ フライデイ』と題したキャンペーンを行っているが、それ以外にも駅構内をパトロールするなど安全面を強化するとのことだ。

※ 画像はmetrorail.co.zaのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)