生後4か月になった長男を連れて、外出する機会が多くなったお笑いコンビ・クワバタオハラの小原正子。ブログで息子の様子を毎日写真付きで紹介しているため、その成長を我が子のように一喜一憂している読者も多い。今ではママブロガーとして常にランキングの上位に食い込む人気ぶりだが、ちょっと困った悩みも出てきている。外出先で偶然見かけた小原親子に駆け寄り、彼女の許可を得ず子どもを触ろうとするファンがいるのだ。思わず「触らないで」と言ってしまったことに罪悪感を覚えたという小原だが、実はこのような経験は一般の母親にもあるようだ。
7月27日の『小原正子オフィシャルブログ「女前。」』で、小原は「さんざんブログで毎日のせてるくせに勝手なことを言ってるみたいやけど」と言葉を選びながら、いきなり長男を触ろうとされると警戒する母親の気持ちに理解を求めている。
この日のブログには、実際に小原が経験した2つのケースが記されている。どちらも夫を含む家族3人で出かけていた時のことだ。ひとつは親子で散歩中、ガソリンスタンドで給油中だった女性がわざわざ車を降り、「きゃー! 赤ちゃんみせてー!」と興奮状態で走って来たという。その勢いのまま「かわいー!」と長男に触ろうとしたので子どもを抱いていた夫がその手をよけ、小原も思わず「触らないで」と口走ってしまったのだ。
もうひとつは、年配の女性がお茶をしている小原らの席に割り込み「ちょっと(赤ちゃんを)見せて」と言われてOKしたものの「よだれが出てるやん」とその女性が素手で拭こうとしたので、こちらもやはり長男を抱っこしていた夫がよけたそうである。
実は赤ちゃんを連れて外出すると、小原正子のような有名人でなくても「可愛いね」と声をかけられる機会が多い。中には言葉をかけると同時に頬を指で突いたり、手足を握ってくる人がいて驚いた経験がある母親の声が、この日の小原のブログにも多数寄せられている。もちろん抵抗を感じない方もいるが、「断りもなく触られるのは嫌」「小原さんの気持ちわかります。ママ同士の会話でもよく出る話題」「しつこく“抱っこさせて”と言われて嫌だった」などの意見も見られるのだ。
記憶に新しいのは2010年に起こった、衣料品店で赤ちゃんを抱いた母親に「抱っこさせて」と頼み、母親の目を盗んで子どもの足の骨を折っていた女の事件だ。小原のブログに寄せられたコメントにも、この事件を引き合いに出した方がいる。他人に我が子を触らせない母親を「神経質過ぎる」というのは、現代社会においては酷なのかもしれない。今回小原がこの問題をブログで公にしたことで、彼女の対応に理解を示すファンが増えたのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)