エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】三戸なつめ、新曲は“夏フェス”がテーマ。きゃりーやカエラとは違う魅力を感じる快作。

三戸なつめがデビューシングル『前髪切りすぎた』に続く配信シングル『わたしをフェスに連れてって』のミュージックビデオを一部公開した。前作と同じく中田ヤスタカのプロデュースではあるが、三戸なつめらしさをさらに追求した意欲作と言えそうだ。

モデルで歌手でもある三戸なつめ。前髪ぱっつんでおでこを出したヘアスタイルや中田ヤスタカのプロデュースによる楽曲の特徴から「第2のきゃりーぱみゅぱみゅ」「木村カエラ2世」との評価も聞かれる。しかし、“切りすぎた前髪”のヘアスタイルは彼女が中学校の時に偶然「自分に合う」と気づいて以来、自分なりの信念で続けてきたという。

ただ、中田ヤスタカによるデビュー曲『前髪切りすぎた』は、きゃりーぱみゅぱみゅを連想させる作品ではあった。ところが、新曲『わたしをフェスに連れてって』では“夏フェス”をイメージしたライブ感のあるアレンジや歌い方になっており、三戸なつめらしさがグッと増した。

奈良県出身の彼女は2010年頃から関西でモデルとして活動しており、2013年に上京して青文字系ファッション誌に登場。前髪のヘアスタイルが話題となり人気が出る。2015年に『前髪切りすぎた』で歌手デビューを果たしたが、彼女の素人っぽさを魅力にしてしまうのが中田ヤスタカ流であり、新曲ではPerfumeやきゃりーのようなテクノポップに徹しないところが凄い。

そんな三戸なつめだが、ライブも経験しながら歌手としても成長している。これから、中田ヤスタカがどのように彼女の魅力を引き出していくのか、2作目のプロモーションをどのように展開するかも楽しみである。

※画像は『三戸なつめ mito_natsume Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)