映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』に、監督が敬愛するジブリ作品へのオマージュとして“天空の城ラピュタ”のキャラクターが登場する。“最強チーム”アベンジャーズの愛のための闘いを描いたアクション巨編に日本アニメがどのような形で登場するのか、見どころの1つとなりそうだ。
人類滅亡の危機を前に、アイアンマンこと“戦う実業家トニー・スターク”をはじめとするアベンジャーズが活躍する映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。アベンジャーズ一人一人に焦点をあてた深いストーリー展開と手に汗握る大迫力のアクション、スクリーンの端から端まで施された細やかな演出が老若男女を問わず世界中を熱狂させている。その大作に、日本人にとってゆかりのある演出が盛り込まれていることが明らかになった。
あの宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵のレプリカが、アイアンマンことトニー・スタークの部屋の棚に置かれているというのだ。このコラボレーションは、ジブリ作品の大ファンであるジョス・ウェドン監督が、ディズニー・アニメーションの責任者で宮崎監督と親交の厚いジョン・ラセター氏に相談をし、ラセター氏を通じてジブリから承認を得た上で実現した。
監督は、「“天空の城ラピュタ”のロボット兵の小さなレプリカをトニーのアパートの部屋に置けないかと自分から提案したんだ」と明かし、クローズアップはされていないものの「ロボット兵の片腕ぐらいは見えるかも…」と具体的に語っている。『天空の城ラピュタ』は、宮崎作品のなかでジョス・ウェドン監督が一番好きな作品で、映画監督としても大きな影響を受けているそうだ。
本編のエンドクレジットには「ラピュタのロボット兵はスタジオのご厚意により、本映画に登場しています」というメッセージも入れられており、最高のエンターテインメントを提供し続ける、スタジオジブリとディズニーの絆が伝わってくる。さらに、クライマックスでは、まさに『天空の城ラピュタ』を彷彿させる場面で、スタジオジブリへの熱いオマージュを感じ取ることができるのではないだろうか。
監督・脚本はジョス・ウェドン。アイアンマン役のロバート・ダウニーJr.を筆頭に、スカーレット・ヨハンソン、クリス・ヘムズワースら豪華キャストが出演。さらに、ウルトロン役のジェームズ・スペイダー、謎の力を持つ姉弟役のエリザベス・オルセン&アーロン・テイラー=ジョンソンなど、新勢力も結集。世界中の都市を舞台に、奥深い人間ドラマと壮大なスケールのアクションが融合した、最強のエンターテインメントが幕を開ける!
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は7月4日(土)ロードショー。
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(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)