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writer : maki

【エンタがビタミン♪】アッコもびっくり! 新国立競技場“総工費2520億円”の実態に「どうすんの?」地元からは「街の灯消えたよう」の声も。

新国立競技場の膨らむ総工費と財源確保についてバラエティ番組『アッコにおまかせ!』が取り上げた。メインMCの和田アキ子はその実態を知って「新聞で流し読みしていたが、こうやって見ると『どうすんの!?』だよね」と不安感をあらわにした。テックインサイト編集部もさっそく国立競技場が位置する新宿区霞ヶ丘町をはじめ、近隣のエリアでの取材を試みた。

2020年の東京オリンピックに向けて建築が進む新国立競技場の総工費問題について6月28日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で取り上げた。まず、“新国立競技場の総工費は誰が払う? 意外な影響をおまかせ!がスクープ!”と題して、「新国立競技場の総工費が2520億円となり、当初の予定より828億円増。それでもなお、2本の巨大アーチのデザインはそのまま維持する」との情報を確認した。

その上で、過去のオリンピックにおけるメイン会場の建設費を紹介。シドニー、アテネ、北京、ロンドンで行われたオリンピック4スタジアムの建設費を合算しても新国立競技場の総工費には満たないと分析している。

さらに、新国立競技場の総工費2520億円のうち、すでに財源が確保できているのは、まだ500億円(総工費の20%)に過ぎないという。和田は「本当にどうすんの?」と不安を募らせていた。

また、番組スタッフによる調査で、新国立競技場のすぐ近くにある老舗ラーメン店では、競技場が解体され建築中となり、解体後に売上が20%ダウンしたことが分かった。そのラーメン店の常連客というカンニング竹山は「深刻なのよ!」「前にある公園が資材置き場で入れなくなっているので、日曜日にフリーマーケットとかやっていたのができなくなった」と客足への影響を証言している。ラーメン店の店主は国立競技場が少しでも早く建築されることを願っていたが、他の店舗でも同様の影響がありそうだ。

これを受けて、テックインサイト編集部は国立競技場の最寄り駅のひとつである東京メトロ銀座線・外苑前駅周辺で取材を試みた。古くから同地域に住む人からは「(国立競技場が取り壊されたことにより)街の灯が消えたようだ」「新国立競技場は、古い周辺地域との調和がとれるのか」などの声が聞こえた。

実際に現地周辺を歩いてみると、カンニング竹山が言及した「フリーマーケットができなくなった」公園である「明治公園」をはじめ、その隣に位置しホテルや大劇場を併設していた「日本青年館」も新国立競技場建設敷地内になるためすでに閉館されている。国立競技場を筆頭に、いずれももともと規模の大きい施設であり、周辺にはそれ以外に目立った商業施設もないため、現在同エリアは閑散とした印象が否めない。

この日の番組を見て、新国立競技場“総工費2520億円”の実態を知った人々からはツイッターで「過去のメイン会場の総工費と比較すると、とんでもない額なんだな…」「確保済みの財源500億らしい。それでも2500億のもの作ろうとするんだから、ほんと日本の政治家は頭悪いよな」「新国立競技場建てるのに2500億円かかるなら、被災地にあてるべきだと思うよ」といった感想や「4つのオリンピックメイン会場の総工費の合計より多いって言ってるけど、物価とか人件費の差とか為替レートとかで違いが出てるだけじゃないのか?」との意見もつぶやかれており、関心が広がっている。

※画像は『日本スポーツ振興センター Facebook』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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