今や若者の大多数がSNSを利用する時代である。会えない友達の近況が分かる、ネット上での新しい交友関係が築けるなど、SNSによるメリットは大きいが、気軽に情報発信できるがゆえの安易な発信も問題視されている。特に今、未成年者による“キス動画”投稿が流行しているというから驚きだ。ラジオ番組でこの話題に触れたお笑い芸人・カンニング竹山と赤江珠緒アナウンサーはその過激ぶりに驚愕し、「これはダメ!」と警鐘を鳴らした。
11日に放送されたTBSラジオ『たまむすび』のオープニングトークで、現在未成年カップルを中心に流行しているという“キス動画投稿”に触れたカンニング竹山と赤江珠緒アナ。これは10日に放送されたフジテレビ系情報番組『Mr.サンデー』内で紹介されたニュースで、動画投稿アプリを通じ、10代のカップルが2人の“キス動画”などスキンシップをとる動画を投稿するのが流行しているというものである。
このニュースを見た竹山はかなり驚いたようで、「(番組内で)本人たちに聞くと、“かわいい”とか“2人の愛の証でこれをやっておくと浮気をしない”とか(言っている)」とその内容を説明。初めてその情報を知った赤江アナも「やめた方がいいって!」と驚愕したようだ。
さらに、『Mr.サンデー』ではその動画を投稿した女の子の父親にも取材していたが、怒るような素振りは見せず優しく注意するだけだった。竹山は「昔のお父さんだったら、馬鹿野郎!ってパンッといかれるんだけど」と時代の変化に戸惑いを隠せない様子。自身の意見として「絶対にダメ」と語り、「その女の子がその人と別れて、そこから5年、25歳くらいになって、結婚を前提にした恋愛をしたときに、誰かしらがそれを見つけちゃったら、新しい彼氏は嫌じゃない?」と先のことを考えた行動をするべきと説明した。
一方の赤江アナも「別に10代でなかったとしても、そういう秘め事は外に出したらいかん! 出して誰が喜ぶの」「後から別れて嫌いになったときに、ずっとその映像が残っていてどうするの」と竹山に賛同。怒れない父親に対しても「怒った方がいい!」と意見した。
「我々世の中の日本人の大人が、直ちにこのブームをつぶさないととんでもないことになる」と警鐘を鳴らした竹山。本人たちはこの投稿に何かしらの“意義”を感じているのであろうが、SNSに投稿した瞬間に、その動画は不特定多数の目にさらされることとなる。一度ネット上に投稿した情報は、簡単に削除することができないということの重大さを今一度考える必要があるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)