このほどフィンランドで、ある写真家が月の珍しい写真を撮影して話題となっている。月が上昇する時に見せるちょっとした色の変化。それを捉えてみたらこうなったそうだ。
この画像は英メディア『metro.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。Janne Voutilainenさん(30)というフィンランド人の写真家が、母国で月が織りなす美しい移ろいを1枚の写真に収めて発表した。月と地球の距離が非常に接近することで月が一段と大きく輝いて見えるスーパームーンに皆既月食。数々の天体ショーにおいて月はやはり最高の逸材なのであろう。
Voutilainenさんは天体観測のメッカ、フィンランドで生まれ育った。おなじみの「長時間露光撮影」により“ムーントレイル”を37.6分にわたって捉えることで、上昇する月が赤紫、赤、桃、橙、山吹色など様々な色を呈しながら夜空を照らしていることを伝えたかったもようだ。
「風景写真や天体写真は多くの人の興味を引きつけ、幼い子供たちへの教育的な価値を持っています」と話すVoutilainenさん。天文学者、米航空宇宙局(NASA) に勤務する人々、宇宙飛行士、そしてアマチュア天体観測家らのほとんどが、事実「幼い頃に親に連れられて観に行った天体ショーの写真展が人生に強烈なインパクトを与えた」と語っている。
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)