女性ロックバンド・SHOW-YAが沢田研二のヒット曲『勝手にしやがれ』のカバーに挑戦した。YouTubeでその一部を公開したところ「You Rock!」「Love it」と海外からも反響が起きている。本家・沢田研二のオリジナルはあまりに有名だが、彼女たちの分厚いヘヴィメタルサウンドと寺田恵子の男前なボーカルによってSHOW-YAならではの『勝手にしやがれ』が生まれた。
2015年はSHOW-YAデビュー30周年のアニバーサリーイヤーとなる。昨年はデビュー30周年プロジェクト第1弾として10月22日に初のカバーアルバム『Glamorous Show~Japanese Legendary Rock Covers』をリリース。X JAPAN『紅』など男性ロックバンドのカバーに挑戦して話題となった。
今年は5月27日にカバーアルバム第2弾『Glamorous Show II』をリリースする。第1弾が“日本のロックシーンに輝く名曲「男歌」”をカバーしたのに対して、第2弾は“各時代を代表する男性ソロアーティストのマスターピース”をよりハードに、より男前にカバーしたものだ。
先行配信された沢田研二の『勝手にしやがれ』をカバーした動画をYouTubeで一部公開しているが、SHOW-YAのパフォーマンスに底知れぬものを感じる。今回はロックの名曲をロックバンドがカバーするのではなく、いわゆる“歌謡曲”や“J-POP”をSHOW-YAとして演奏するところに難しさがある。
『勝手にしやがれ』が作詞:阿久悠、作曲:大野克夫による不朽の名作であるように、それらのナンバーは世代を超えて愛されるものだ。『勝手にしやがれ』を沢田研二への敬意を込めつつ、彼女たちなりのロックサウンドで生まれ変わらせるのには実力と経験によるイマジネーションが必要となるが、それをこなすところにSHOW-YAデビュー30周年の作品として意味があるのではないか。
カバーアルバム第2弾『Glamorous Show II』では井上陽水『青空、ひとりきり』、忌野清志郎+坂本龍一『い・け・な・いルージュマジック』、福山雅治『Gang★』、浜田省吾『悲しみは雪のように』などにも挑戦している。
※画像は『twitter.com/KeikoTerada』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)