茨城県の非公認ゆるキャラで納豆の妖精・ねば~る君が、映画『ホーンズ 容疑者と告白の角』のイベントに登場した。映画でも重要なアイテムとなる“告白の角”が生えた姿で現れたねば~る君は、前売り券の手売りならぬ口売り販売で参加者を喜ばせた。イベント後の取材では、ゆるキャラにとっては際どい質問でも“告白の角”の影響か妖精らしく素直に答えていたようだ。ただ、ふなっしーとの関係について問われた時は悲しい目をする場面も見られた。
ダニエル・ラドクリフ主演のファンタジー・サスペンス映画『ホーンズ 容疑者と告白の角』の全国公開を目前に開催されたイベントでは、エイプリルフール企画で宣伝隊長に就任したねば~る君が初の宣伝仕事に挑戦。他作品の上映前に本作の予告紹介トークを披露、前売り券販売を行い、身体を張ってねば~っと映画を広く告知して大活躍だった。
他作品の映画を観に来た100人の観客を前に、『ホーンズ 容疑者と告白の角』の見所を紹介するためサプライズ登場したねば~る君だったが、体の構造上か歩くのが苦手らしく「急ぐのでちょっと待っててねば~」と急ぐ姿が可愛くて笑いも起きた。予告トークに力が入りすぎて「ちょっと休憩するねば~」と疲れを見せながらも、納豆菌ですぐに復活。ハイテンションとなって「ねば~!」と天井スレスレまで体を伸ばすと、観客は大喜びで写真撮影する人もいた。
さらにねば~る君は、前売り券を買いに来た人々に口から「ぺろ~ん」と券を出して渡す手売りならぬ“口売り販売”を披露するなど、宣伝隊長としての役割を一生懸命にこなす。イベントが終わると、そのまま取材に突入。さまざまな質問が飛び出した。
「前売り券はどこから出したんですか?」と問われたねば~る君。「おなかの中から出したねばよ。ねばねばしてるねばよ~。でも汚くないねばっ!」と納豆の妖精らしく答えていたが、「やっぱりライバルはふなっしーですか?」と追及されると「いつもみんなそうゆうけどライバルじゃないねば!」と悲しい目を見せていた。ゆるキャラ仲間としてふなっしーとは仲良くやっていきたいようだ。
他にも野望や恋愛関係について「僕は世界進出しなくていいねば。でも僕の夢は世界中の子供たちに納豆を食べてもらうことねば~!」、「好きな妖精はいるねば~。生卵ちゃんとお米ちゃんねば。二股じゃないねば! でも選べないねばよ~」と明かす。最後に、映画の感想を聞かれて「“告白の角”で人間は本音を語りだすねばけど、人間ってこんなことばっかり思っているねばかー! 怖いねばよ~!」と語りつつ「ラブ、サスペンス、ホラーもあってねばねばしているねばよ! みんなに観てほしいねば!」とおすすめしていた。
本作はスティーヴン・キングを父に持つジョー・ヒルの『ホーンズ 角』を原作に、アレクサンドル・アジャ監督がメガホンをとり、『ハリー・ポッター』のダニエル・ラドクリフを主演に迎えて映画化したものだ。
物語は、恋人殺しの汚名を着せられ苦痛の日々を送るイグ(ダニエル・ラドクリフ)にある朝、角がはえてくる。その日から、イグの前ではなぜか周囲の人間が欲望や秘密を話しはじめ、この誰もが真実を語り出す“告白の角”を使い、恋人殺しの真犯人を探し始める―というファンタジーサスペンスである。
映画『ホーンズ 容疑者と告白の角』は、5月9日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷他で全国公開。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)